アーカイブ: 2009年11月

食の「安全」はゴールか

パーマリンク 2009/11/30 00:05:23 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 「食の安全」。
 ひところほどには、トピックスにならない。

 工場の標語に「安全第一」。
 マスコミのトピックスにならなくても、事業所のバックボーンだ。

 スーパーSMで「安全をお届けします」との標語も見た。
 保険商品で「安心を約束します」とかも・・。

 「国産食肉は安全だ」と言えば、国産食肉そのものが安全だということだろう。客観的に安全だ、危険は無いと評価した言い方。
 「国産食肉は安心だ」と言えば、安心できる様子だということだろう。主観的に安心だ、心配しない、不安は無いと評価している。 

「ソメイヨシノ」河川土木工事の助っ人。

パーマリンク 2009/11/29 11:53:58 著者: モリゾー
カテゴリ: 五条川の四季


 サクラと言えば「ソメイヨシノ」。

 江戸後期に下町・染井に生まれた「ソメイヨシノ」は園芸品種。
 オオシマサクラとエドヒガンの一代交配種。
 開国機運、維新・文明開化、お花見風俗の上昇気流に乗って、あれよ あれよのうちに「花見」「サクラ前線」の代名詞に上り詰めた。ウメ(梅)、キク(菊)をさておいて、「国の花」並みの特別待遇。

 花に実は付くが、実生はむつかしい。
 もっぱら接木、挿し木で苗木の大量生産がなり、日本中に広まった。つまりはクローン種だから、地温気温、湿り気など条件が整ったとき、どの木もいっせいに開花する。
 これぞ クローン種の真骨頂。

 江戸後期。 出島で作った人工島・・吉原。
 中州ふうに回廊を盛り土して、人の往来を誘導し、規制した知恵者は、盛りり土を固めた堤防を より強固にするため、ソメイヨシノを植樹する。
 「お花見」を はやしたてて、人を呼び寄せる。
 人出の足の裏で踏み固めさせ 土木工事を完成した。

 花見の足裏固めは、諸国の治水・堤防工事の裏技として普及し、河川改修したら、競って ソメイヨシノを植える。
 工事の仕上げは「花見の賑わい、お足の裏」が、この国の治水工事の定番となった。

 ソメイヨシノも 樹齢60~80年で寿命、といわれる。
 幹も根も空洞化して朽ちる(芯材腐朽)。上品な花だが、足腰は弱い。
 幹が朽ちて消える頃、土中の根っこも土に還る。
 踏み固められた土中で、空洞をつくるから、
 河川管理者は堤防強度の維持対策を手抜きしないように。
 見た目に強固な堤防も ひとたび増水したら 水のチカラで崩壊する。

十月桜 冬桜 四季桜 緋寒桜 

パーマリンク 2009/11/28 01:13:53 著者: モリゾー
カテゴリ: 五条川の四季

 先人は、シキザクラ(四季桜)とオカメザクラを混植して、
 四季にサクラを愉しむ ドングリ広場を造り、育ててきた。

 五条川の放水路:新郷瀬川は天神橋の 林崎公園。
 丸山白山の東之宮古墳を 近くに仰ぐ憩いの場。


 「四季桜」は三河の(旧)小原村。
 「冬桜」は鎌倉・瑞泉寺。そして群馬・藤岡市。中国chinaにも。
 「不断桜」は伊勢は白子や、湖東三山・西明寺。
 
 「十月桜」は遠州・三ケ日山地や美濃の谷汲・根尾とか。
 いずれも 「サクラは春」の観念から離れて生きる。


 「サクラ」は、ヒマラヤ・チベットから、中国、朝鮮半島、日本列島に広く分布して自生する花の木。
 日本に自生するサクラは おおくくりで見て、十数種類とか。

 沖縄では 1月から「ヒカンサクラ(緋寒桜・八重花弁)」が満開になる。
 ヒマラヤ・チベットのヒマラヤサクラも1~3月。

 3月下旬に咲く「ヤマサクラ」。 4月上旬に咲く「オオシマサクラ」。
 3~4月に日持ちのいい?「エド」ヒガン」などなど。

 3月27日は「さくらの日」。
 サクラは花良し、葉桜善し、色づく紅葉好し。

 シキザクラ(四季桜たち)の けなげさ、なお よし。

四季桜 満開

パーマリンク 2009/11/27 18:06:57 著者: モリゾー
カテゴリ: 五条川の四季

 地域ホームページのコーナー「フォトギャラリー」で個展をやってるROUさんから、「四季桜が満開だよ」と。

 新郷瀬川・天神橋のたもとの「林崎公園」へ。
 どんぐり広場の公園に拾数本の四季桜並木。

 「オカメ桜」が混植されて春の花に備えている。
 「四季桜」は 樹齢30~40年くらいか。

 5弁の花。 はじめ白くて 薄紅色になっていく。
 花芽の三分の一くらいが いまどきに咲き、
 残りは 春先に花を付ける働き者。

 
(四季桜。 5弁の花)

皇帝ダリアの季節

パーマリンク 2009/11/26 01:38:47 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー


 ことしも皇帝ダリアの咲く季節となった。
 10月の思いがけない台風の強風に、やわらかな茎がへし折れたので、今年はダメかなと心配したが・・。

 「高嶺の花」か。
 手のひら大の一重の花が、地上3~4㍍の高さから、あたりを見下ろすように咲く。 「木立ダリア」とも言うとか。

 菊と同じく「短日性」の花で、日が短くと咲き出す。
 当地では、小寒い風が吹き始める11~12月に次々と咲く。

 原産地メキシコの花。 陽気さもしのばれる、か。
 幼な児、いわく「花火みたい!!」

五条川の四季桜。 興禅寺の十月桜。

パーマリンク 2009/11/25 00:23:46 著者: モリゾー
カテゴリ: 五条川の四季

 数年前の早春に、篤志家から「四季桜」の苗木 何十本かを 提供いただいた。さっそく地域の仲間総出で、五条川と半の木川の堤防の、ソメイヨシノのサクラ並木の空いたところに植樹した。

 夏草に押しつぶされる若木の下草刈りをして、見守って来た。
 自分が担当した場所は、山土のせいかシダ(ウラジロ)が群生。
 真夏はクズの蔓に巻きつかれる。

 がんばってことしもささやかに 花をつけた。
 一重で五弁の花びら:四季桜(冬桜)。
 矢作川上流の小原村(いまは豊田市)の四季桜が有名(愛知県指定・天然記念物・樹齢100年もの)。

 当地の興禅寺には、揖斐川上流の根尾、谷汲の薄墨桜の里から寄進された「十月桜」(八重)もある。

 「四季桜」 「十月桜」。いずれも花芽の三分の一が晩秋に咲き、三分の二が春に咲く。
 どちらも 「花」を愛で、「モミジ(紅葉)」を楽しむ里人に、二度もご奉公する働き者。
 はじめは白くて やがて薄紅色に色づく可憐さが たまらない。

家庭菜園用ミニ耕運機車軸型 Honda Piannta

パーマリンク 2009/11/24 00:33:42 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 半年ほど前に にわか菜園仲間から、 
「カセットガスボンベで動かすミニ耕運機が出たらしいよ」と聞いていた。

 これまでも、ホンダのガソリンエンジンの小型耕運機(フロントロータリー式)15~20万円ものがあることは知っていた。
 100坪級~300坪級では、手に余ると敬遠していた。

 名古屋オートショーで ご対面できた。
 Honda Pianta ミニ耕運機車軸型。10万円もの。

 家庭用カセットコンロ用ガスボンベ(250g)一本で、連続作業1時間、30坪程度を耕せるという。ロータリー刃は車軸と一体でまずは安全そう。
 週末農園級で、野菜作りを楽しむ向きには もってこいの大きさ。
 ガソリンエンジンと違い、取扱いがこぎれいで、手軽なのもいい。
 ご婦人お年寄りにも喜ばれる、とはHondaのセールスコピー。

 畑起こしが身体にきつくなったら、買ってしまいそうな可愛さ。
 ホンダの商品ラインアップ営業戦術の巧みさにも 脱帽!

プラグイン ハイブリッド カー(混交動力車)時代

パーマリンク 2009/11/23 00:22:52 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー


 脱ガソリンのクルマ開発競争・・。
 
 バイオ エタノールで「混合ガソリン車」。
 サトウキビ、トウモロコシからのバイオエタノール造りは、
 トウモロコシ、小麦の先物穀物取引の高騰を引き起こし、ナフサガソリンエンジン車の「悪さぶり」を 際立たせた。

 水素ガスを発生させて空気を加えて発電し、電池でモーターを回して走る「燃料電池自動車FCEV」。
 CO2が全く出ないエンジンは、水の惑星の救世主。
 まだ開発期間がかかりそう。


 充電した電池のみで走行する「電気自動車EV」。
 どこで充電するか、一回にどれだけ走行できるか。
 短距離、日常生活行動圏なら まかなえそう。

 そうなると ガソリンエンジンと電気モーターが協力して走る「混成動力車」かなあ。中国語で「混交動力車」。
 搭載する蓄電池が多くて重いとか、値段が高いとか・・。
 すでに確立され、量産車として 世界をリードする。

 すぐに進化して、家庭用動力源で充電できる、
 プラグイン ハイブリッド カー時代になってきている。

  
    

第16回 名古屋モーターショー

パーマリンク 2009/11/22 13:04:45 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー


 仕事帰り 湾岸自動車道。 名港中央ICで”途中下車”。
 ポートメッセなごや「第16回名古屋モーターショー」。

 「感動・官能を極限まで追及したスーパースポーツ」車。
 レクサスLFA:参考出品車。全世界限定500台販売予定。
 夢の乗り心地より、参考価格3750万円に ため息!


 夢の「走り」の次世代車が少ない。
 しずかに、小回りできるコンパクトカーが多い。

 脱ガソリンの次世代車開発途上のせいか、
 コンセプトカー、プロトタイプが 多い。
 家庭用電源でのプラグイン型ハイブリッド・・
 ガソリンと蓄電池の混交動力車が これからの主役。


 平日とはいえ開催初日。 熱気ムンムンかと思いきや、
 まあまあの入り。 往年のフィーバーぶりには程遠い。
 自動車業界の冷え込み。光と音のプロモーションも少ない。
 ふところの軽さ。入場料1400円+駐車料700円が厳しいなぁ。
 

Yokoso Japan ! -9- 国際ハブ空港に百年の計を

パーマリンク 2009/11/21 14:07:55 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 オリンピック、万国博覧会の開催と受け入れを国家事業として整備がすすんだ「仁川」「上海」には、24時間対応ハブ国際空港として、大きく水を空けられている。

 「とにかく アジアの玄関:ハブ国際空港は TOKYOで!」
 言われ始めて 久しい。
 今どき またぞろ羽田だ、成田だと綱引きの感。
 福岡だ、関空だ、中部だとの声も。

 ころころ変わる国家戦略機の操縦者(首相)の腕前のせい?
 地権者が、水面漁業権者が、調査費が、補助金がとか、
 選挙で選ばれるバッチさんの“政治”力の次元ではなさそうだ。

 そもそも 成田国際空港の立地選定、
 「国際ハブ空港の機能と運用の基本設計」からして、
 国民が百年の計を立て切れなかったことに由来するのだろう。

 五大陸間の政治・経済・物流・交流の交差点として、
 「アジアの玄関:ハブ空港」を一点集中(TOKYO)で、
 圧倒的優位に立つことに 異論は無い。

 いまこそ「百年の計」をゼロベースで建白してほしい。

 (注文をつけるようだが)
 地震、台風、風水害、発電送電、通信情報のデュアル・バックアップ体制をとる危機管理対策がまずありきで、議論を始めて欲しい。
 (TOKYOがこけたら皆こけた、は 民の望むところではない)

ヤマモミジ(山紅葉) 2

パーマリンク 2009/11/20 02:06:37 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー


 ヤマモミジ(山紅葉)。
 カエデ科カエデ属の落葉高木。樹高10~15㍍。

 早春 葉が出るころ目立たないが紅色の花をつける。
 雌雄同株で 一つの花序に雄花と両性花を付け、
 竹とんぼのような翼果(実)を結ぶ。


 葉っぱは ぎざぎざした切れ込みが、手のひら状に7~9個に裂ける。
 切れ込みは 大きなぎざぎざに、さらに小さなぎざぎざが入る(重鋸歯)。 裂片の先端は 長く尖っている。

 この葉っぱの造形の美しさだけでも、惹かれる。
 びっしりと「みどりの葉」をつけた小枝も、
 光を求めて伸びる樹形も、わけもなく「好きだ」。


 木枯らし一番が来ると いっせいに色づき始める。
 メリハリにない北風の年の秋には、寝ぼけた色づきとなる。 

 晩秋に色づく姿は、紅葉のプリンセス。
 ”美しい日本”の、「もみじ狩り」の代名詞にもなっている。

ヤマモミジ(山紅葉)

パーマリンク 2009/11/19 02:01:03 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー


 「もみじ狩り」の季節到来。

 樹木の中で、好きなのは ブナとケヤキとカエデ。
 田舎暮らしを続けて 庭木にもケヤキとモミジ。

 建築建材用材の高機能化素材研究開発の仕事に取り組んでいた頃、各地の森林組合を訪ね、育林伐採現場の山に立木調査に分け入った。

 敦賀湾、能登半島、能代・白神山地など日本海側の山地の谷間や斜面に、ヤマモミジ(山紅葉)の高木をよく見かけた。
 沖縄、薩摩、日南、土佐、紀州、房総、三陸など太平洋側の山地ではあまり見かけなかった。

 田舎暮らしの、この地方で見かける「ヤマモミジ」は庭木(園芸種)として苗木を植えて拡がった由来ものと考えられる。

 ヤマモミジは「山紅葉」と字を当てられて、
 美しい日本の秋の「日本代表選手」と愛でられている。

臨戦態勢の城 犬山城

パーマリンク 2009/11/18 03:29:34 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー


 犬山城 天守に登る。
 久しぶりに登城した気分。

 下足番が居なくなった。”行政改革””リストラ?”
 履物はポリ袋に入れて各自携行して登れ、と。
 片手がふさがって、急な階段の昇り降りが危うくなるのに・・。


 室町時代後期1537年(天文6年)に織田信康が築造。
 尾張下4郡・上4郡を制圧した清須城の織田一族が、
 美濃の国・斉藤氏、土岐氏に対峙する要所とした。

 内側も石垣が壁であり、梁・天井は剥き出し。
 天井板が即、床板。華麗な装飾は無い。
 胴衣・脛当ての武者姿が似合う、戦国の雰囲気。

 関ヶ原以降に各地に築城された”名城”とは戦略意図がちがう。
 藩主の石高、威光を示す象徴ではない。

 天守から四方を見渡すとき、 その絶好の立地に 絶句。
 まさに”天下を取る気を起こさせる”戦国の城だ・・。

(西に金華山・斉藤氏、東に土岐氏を一望するベストポイント)

犬山城 天守に立つ。 標高100㍍。

パーマリンク 2009/11/17 00:39:03 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー


 国宝・犬山城。
 木曽川の激流に接した断崖絶壁の山城。

 海抜80㍍の山上に5㍍の石垣を敷き天守19㍍。
 天守に立てば、目線は標高100㍍。

 濃尾平野を一望に見通す山城。

 名古屋城から伊勢湾、伊勢神宮・神の山々を遠望できる。
 西国への道:鈴鹿の山、伊吹山・関が原に囲まれる濃尾平野。
 東国への道:中仙道の鵜沼宿、木曾材舟運の筏材木改め所。

 入鹿池堤防に立ち、博物館明治村を散策するのも海抜100㍍。
 100年前までは 天下を治めるとは標高100㍍だったかも。

 

和太鼓 と 篠笛 (石牟田 安さん)

パーマリンク 2009/11/16 00:23:47 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー


 「和太鼓と 篠笛」 一人演奏の舞台を楽しんだ。
  演奏者は 石牟田 安 さん。

 和太鼓演奏といえば、連、団、組を組んでのグループが多い。
 演者 石牟田さんも つい先ごろグループから独立した由。

 ひとり舞台は やっぱりしんどいなぁ。
 半端な覚悟では とても勤まらない。

 
 大太鼓は、人が初めて耳にした音:
 母のおなかの中で聞いた、母の心臓の鼓動そのもの。

 理屈なし! 充分に 楽しませてもらった。
 母の鼓動で生まれ、歳を重ねてたどりついた「この響き」。
 

入鹿池 晩秋。 水位海抜88.5㍍

パーマリンク 2009/11/15 00:58:04 著者: モリゾー
カテゴリ: 五条川の四季


 仕事の帰り道は 小牧東ICから、
 尾張パークウエイ、入鹿池、明治村脇を抜ける。

 いつもの景色には 慣れっこになって、
 季節の色にも 鈍くなる。

 入鹿池堤防道路を通る。
 色づいてきたなあ・・。

 水位 海抜88.5㍍。
 
 入鹿池の水位計は 海抜(標高)表示。
 堰堤(堤防道路面)が98.85㍍。
 (堤防に立つと 自分の目線が海抜ちょうど100㍍)

 水深はせいぜい3、4㍍だろう。
 1633年に築堤されてから375年余。
 五条川の上流から運ばれた土砂で 数㍍以上浅くなっている。

 海抜100㍍に拡がる明治村の外周をぐるりと廻って ご帰還。

(入鹿池堤防から。海抜100㍍。配水塔うしろが明治村・品川灯台あたり)

東海環状自動車道 紅葉 近し

パーマリンク 2009/11/14 23:55:07 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー



 仕事場へ向う道。 東海環状自動車道。
 ことしも 紅葉の道を期待しながら 走る。

 紅葉 まだ まだ。

 ことしの冷え込みは メリハリがやわらかいせいか、
 色づきが はっきりしない。

 自動車産業界の マダラ模様の回復ぶりがここにも・・。
 「ハッキリせい!!」

 景気も、紅葉も、
 もっぱら 安全運転なのかなぁ。

(東海環状自動車道 愛岐トンネル附近)

Yokoso Japan ! -8-  「眼に見えるもの」ばかりが先行する。

パーマリンク 2009/11/13 00:52:15 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 

 この国は島国。
 狭い国土ながらも、海外との玄関口は いくらでもある。

 年間五千万人の観光客を受け入れられる、
 数多くの国際線国際空港、外航国際港湾の整備。

 そして 聞こえてくる”声”は・・・、
 地方空港の整備で、利便を高める。
 ”新幹線”がメトロ(TOKYO)に通じていなければならない。

 高速道路、高規格道路網、鉄道路線網の整備維持。
 これらこそが、「この国の国益にかない、非常時にも機能する社会基盤確保にもかなう」と声も高い。

 こんな大合唱が、この国では何十年も叫ばれてきた。
 土木建設の国づくり。 水と緑の国に コンクリートの人工物。
 (鉄筋コンクリートの耐震耐用年数は そう長くはないのに!)

 どうも「眼に見えるもの」ばかりが 先行する。


 年間五千万人を受け入れる観光立国を、
 本気でこの国の柱ビジネスのひとつにするのなら、
 相応の国家戦略、体制作りにすぐ着手しなければなるまい。

 ところが、日ごろ目にするメヂア・マスコミのニュースは・・
 コンクリートものではないとしても、
 出入国管理、防疫態勢、治安。
 ホテル。通訳のいる観光旅館。・・・
 (観光地では 外国語表示がハイカラで カッコイイとか。)

 やっぱり、「眼に見えるもの」ばかりが 先行する。

「四季桜」

パーマリンク 2009/11/12 00:15:22 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 菩提寺に 顔を出した。
 晩秋の雨に打たれて、「四季桜」が満開。

 訪れる人も少ないが、
 精一杯 咲く。

 

2011年7月24日は 地デジの日

パーマリンク 2009/11/11 05:55:41 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 2011年7月24日。地上デジタル放送移行の日。

 つまり、今観ている「アナログ」放送が無くなり、地上デジタル放送電波でしかTVが見られなくなる日。

 地デジ対応テレビ受像機の買い替え需要で、家電メーカー、家電量販店は おおにぎわい。 CATVネットワーク事業会社も、CATV加入者拡大に おおわらわ。

 地デジ移行に伴って、空いてくる「電波帯(周波数)を、だれがどのように使うか」は まだ決まっていないらしい。
 おそらく現在の「ケータイ向け周波数の電波帯」よりはるかに大きなものだろうに。

 上武大学大学院大学・池田信夫教授は“電波埋蔵金”といい、電波割り当て料だけでも数兆円の国家歳入が見込めるとも言われる。


 「空いてくる周波数電波帯」の半分は、
この国の国防・警備・哨戒・警察活動、外交、治安、気象観測監視、防災救難救援、国家危機管理、宇宙開発・航空飛行体開発、遠隔医療・遠隔教育など、
「国家100年の計」に即応したものに優先的に“電波帯割り当て”が進むことを 是としよう。

 残り半分としても、主として民生用に「広い電波帯の余裕」が あるはず。

 ・・・ とてつもない大きな「新しい(情報)産業が生まれてくる」可能性がある。 ITだ、インターネットだ、というどころではない。

 さまざまな情報技術ビジネスモデル、通信技術が生まれてくるぞ!
 2011年7月24日が「新産業解放記念日」になることを期待して、ニッポンの知恵、ニッポン人の叡智を産もうぞ!!

無位無官。 名刺が無い人生

パーマリンク 2009/11/10 00:15:14 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 サラリーマンが定年で職を離れる・・。
 「私儀 このたび 000株式会社を退職いたしました。・・これからは ゆっくりした時間があり、当面は家族と旅行に出かけて長年の労をねぎらい合います。年金生活者として悠々自適の毎日を過ごしたいと思います。・・・」と挨拶状。

 半年後、風の便りが・・・、
「体調すぐれず、医者と薬のお友だちになって ブラブラしてる」。
 聞けば「やることが無く、家にも居場所が無い」と。

 サラリーマン時代、会社の名刺で仕事をしていたものが、名刺が無くなった途端に「自分の存在に気付いてもらえない」「きょう何をやるか が無い」「熱中できることが見つからない」。
 家では「亭主元気で留守が好い」と「粗大ゴミ」扱い。
 萎縮する人生。


 おじさん、おじさん! お兄さん?!
 この国に育まれ、この国の社会に生かされてきたことに、お返しの人生は如何?


 悠々自適のマイペースでもいいから。
 名刺がなくても、「無位無官」でも、愉しい人生があるよ!!

Yokoso Japan ! -7- 水と緑の国を千年先へ

パーマリンク 2009/11/09 09:30:37 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー


 この国は 水と緑の国。

 来日外国人年間五千万人を受け入れる観光立国を、本気でこの国の柱ビジネスのひとつにするのなら、相応の国家戦略、体制作りにすぐ着手しなければなるまい。

 急いで手を打たなければならないのは、水と緑の破壊にたいする規制。
 水と緑の国を千年先まで壊さない、景観・文化を短絡的な儲け拝金主義に踏み込ませない、規制。

 「水の惑星、緑の大地からから借りた資源は、きれいに使ってきれいに大地へ返す産業経済活動」を義務付ける。
「そのコストは一人ひとりが(価格か税金で)負担するのが、この国の当たり前である」教育と文化を築く「人づくり」。

 ①「この国を愛する」高い志しで、②政治、政局に左右されず ぶれない「国民の意思」で、③教育50年の計、文化100年の計で、④「この国を 少なくとも5世代先まで、美しく贈り届ける。」


 この国そのものが、水と緑と定住の国。
 この国そのものが、安全、安心、安定の国でありたい。

 その結果評価は、内輪で評価するものより、
 年間五千万人の来日外国人観光客が、毎年毎年やってくることで 明らかとなる。
 それでこそ、
 この国そのものが「また行きたくなる国、住みたくなる国」となる。

市役所新庁舎 竣工内覧会

パーマリンク 2009/11/08 00:04:27 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー


 犬山市役所 新庁舎が竣工し 内覧会。
 6階 展望ロビーからの眺めは 優れもの。

 南に濃尾平野が見渡せ、おらが尾張富士もデンと構える。
 北に犬山城、白山(東之宮古墳)、成田山、継鹿尾山・・。

 5階 市議会議場も新装。 議員定数削減でやや余裕の感。
 展望のよい環境からガラス張りの、活気あふれるご活躍を!

 1、2、3階に行政サービス窓口。間仕切りなしでオープン。
 分庁舎から水道課下水道課、教育委員会も一体化された。
 
 インテリジェント オフィス化への装備の程度はよくわからないが、
 ワイヤレスLAN情報コネクターは細かく配されていた。

 200人7日分の上下水貯留と、72時間自家発電燃料備蓄。
 被災時、危機管理室態勢も どの程度あるのか説明不足気味。
 
 既存庁舎解体、駐車場等外構工事が完了する来夏が楽しみ。
 城下町外堀で、観光都市玄関の駅前立地。
 幼児も遠足に来るような、市民・暮らし・観光のターミナルに!

(6階 展望路ロビーからの眺めは 優れもの。)

一挙手入魂

パーマリンク 2009/11/07 16:43:43 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 四代目 江戸屋猫八さんが襲名披露される。

 この人のことばで 好きなことばがある。
 「母親の澄んだ目は、産まれてくる子供にとっては貴重な宝である」。
 そして、
 「人間を信じる真っ直ぐな眼差しが、真っ直ぐな人間を育てる」。

 弟子入りして修行を始めてから、師匠からはマニュアルめいた手ほどきを受けたわけではない。

 大工の棟梁が、手元、足元、背中を見て、所作とワザを盗むようにして覚えろ、というのに通ずる。

 木に語りかけ、木の声を聞き、施主様、お客さまの暮らしと人生に沿うようにだけを考えろ。そして、より高いところを描いて 精進を重ねる。

 一瞬一瞬の感動を大事にし、心身の奥深く刻み込んでいただけるこだま(木霊)が聞こえるまで入魂して、ワザ(芸)に打ちこむ。


 文字通り「一心不乱」の所作・所為にこそ、自分の全てが現われる。
 そのとき、澄んだ、真っ直ぐな眼差しで、入魂できるか、だ。

 一流を極めていく人は「珠玉のようなことば」がポロリと語られるし、一挙手入魂の緊張感が(僭越だが)心地よい。

応対窓口の匿名性は信頼できるか

パーマリンク 2009/11/06 01:05:14 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 ビジネスで用談する。
 相手を特定し、話(話の内容)に責任を取り合うために、
 名刺交換などで名乗り合って、当事者間は安心し、
 交渉・応対ごとの、その後への保証・保険を取り合う。

 接客、販売応待、カウンター窓口の応対・・
 名刺交換こそしないが、胸に名札で名乗る。
 ロウカウンター、相談コーナーなどでは 大きな名札カード。

 相談ごと、用談ごとでは、その場限り一回でなく、
 そのあと接点を再開したいことが ままある。
 応えるひと、答えるひとは「話の続きはこの私が承ります、
 わたしが確たる導きをします」と約束する。
 ・・・これが 娑婆の常識。



 お役所・行政サービスのカウンター、相談コーナー・・。
 申し訳程度の小さな名札。 ケースは大きくても小さな字体。
 「だれそれがこう言った」と名指しされることを忌避か・・。
 見るからに”逃げ腰”スタイル。

 「規則ですから・・」。 「規則がありません」。
 「それ以上には 具体的な通達がありません」。
 ”お役所しごと”は、ラチがあかない・・。

 政権が変わり、大臣が変わったら、
 窓口の応対に緊張が生まれ、血が通い始めた。

 社会保険庁の窓口応対者は、
「一人ひとり、もれなく名刺を渡し、責任をもってことに当たれ!」
・・・(長妻厚生労働大臣のツルの一声)。
「匿名性が消え、名指しで応対ができてこそ、信頼がはじまる」と。

 職員にひとりひとりに 逃げを打たせない。
 隠れ蓑(匿名性)を引き剥がし、全身全霊で納税者、民に向き合わさせる。



 (いいねェ・・・)。
 
『 社長の覚悟が 会社を変える 』(岸 永三・著)。
 強烈なリーダーシップと行動力で ”伊藤忠 丹羽宇一郎革命”を成し遂げている先例もあるし・・。 

 

Yokoso Japan ! -6- ニッポン観光の玄関口

パーマリンク 2009/11/05 01:36:48 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 世界の人びとは、なにを期待してニッポンを訪れてくれるのだろう。
 ニッポンの「売り」はなんだろう。

 緑の大地、ニッポン。
 はるか高く大空から、近づく緑の大地の大パノラマ。
 ニッポンの観光の入り口・出口は、TOKYOだけではない。
 長距離国際路線の大型機を離発着できる空港は 国内に数多い。

 青い海、緑の山、島国の国、ニッポン。
 大海原から近づくニッポンの陸地の ロマンチックさ。
 ニッポン観光のルートは 船旅もある。
 巨大船舶の接岸できる港湾は、横浜、神戸だけでない。

 「青い海、緑の大地。 ニッポン」を訪ねる旅。
 その双六のはじまりは、TOKYOであることが、
 訪ねてくれる五大陸のお客さまの願いとは限らない。
 (TOKYOでメリットを受ける勢力が思っているだけ)
 能登の石川空港から黒部、金沢を訪ねる旅、
 千歳空港からパウダー雪でのスキーを楽しむ旅も大人気。

富有柿。  柿の王様

パーマリンク 2009/11/04 01:35:53 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー


 日本ライン 木曽川。 中山道 鵜沼宿(各務原市)。
 訪ねたお宅の入り口に「富有柿」の大木。

 明治20年ごろの植えたと聞いている、と御当主。樹齢120年。
 本巣郡の川崎名倉の知り合いの畑から苗木を、分けてもらった。

 甘柿で我こそ産地と全国にあるが、やっぱり岐阜県産は原産地。 江戸の末期、名倉の小倉さんちの甘柿の一本が親木。
 その抜群の甘さから、接ぎ木で拡がり、柿(甘柿)の王様となった。

 木肌は苔生し、宿り木も でかいこと! 鈴なりの富有柿。
 はしごで届かないところは「鳥さま」への「ごほうび」にしてる。
 ことしは大豊作。見た目の姿に関わらず、どれも「うまい!!」

(高くて手入れできないところは鈴なり。)

 こんどは蜂屋柿(渋柿の雄)の里(美濃加茂市蜂屋町)へ行こう。

合掌地蔵菩薩 十大御利益祈願(2)

パーマリンク 2009/11/03 02:56:22 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 i.e.i.社のブロンズ像作品の通信販売広告・・:
 「合掌地蔵菩薩 十大御利益祈願 ”祈り“」

 お地蔵さん、お地蔵菩薩像。その可愛さは 格別。
 毎日、手のひらで慈しみながら、自分の願いを強く心に念じ静かに祈りを捧げると、十大御利益で叶うとか。
 
そのまま引用して書き留める・・:

①女人泰産 ①女性は子宝を授かり、安らかに産める。
②身根具足 ②身体の不自由なところを治療する。
③衆病悉除 ③さまざまな病気を治す。
④寿命長遠 ④寿命が長くなる。
⑤聡明智徳 ⑤物事の理解力がつき、智恵も得られる。
⑥財宝盈溢 ⑥財産に恵まれて、困窮することがない。(盈エイ)
⑦衆人愛敬 ⑦多くの人たちから敬い慕われる。
⑧穀米成熟 ⑧米・麦・野菜などの穀物が豊富に実る。
⑨神明加護 ⑨神々によって、身の安全が守られる。
⑩大菩提証 ⑩大いなる悟りをひらいて仏の土に生まれ変わることができる。

(=2009.10.31.日本経済新聞 38面 インペリアル・エンタープライズ株式会社の新聞広告から転載=)

合掌地蔵菩薩 十大御利益祈願 (1)

パーマリンク 2009/11/02 00:06:36 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 朝、新聞広告に目が釘付けになった。
 i.e.i.社のブロンズ像作品の通信販売広告・・:
 「合掌地蔵菩薩 十大御利益祈願 ”祈り“」

 何とも ことばで表わしがたい、地蔵菩薩像の姿写真。
 そして、洗練されたキャッチコピー。


 長文だがそのまま書き留める・・:

 古(いにしえ)の昔から、人は願い事があると、十の御利益があると伝えられる地蔵菩薩に手を合わせ、祈りを捧げてきました。

 今の幸福を大切にしたい、苦しみから逃れたい、悩みから解放されたい、と願う気持ちはいつの世も変わることはありません。

 「合掌地蔵菩薩 祈り」は、毎日あなたの手のひらで慈しみながら願をかけていただける、身近なお地蔵さまです。

 お手にとって地蔵像を撫でることで、いつしか優しいぬくもりに心が癒されていくはず。静かに祈りを捧げれば、きっとお地蔵さまをより身近に感じられることでしょう。

 (=2009.10.31.日本経済新聞 38面 インペリアル・エンタープライズ株式会社の新聞広告から転載=)

すれ違い?(2)制度疲労か、怠惰か

パーマリンク 2009/11/01 03:38:17 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

( やっぱりもっと言いたい・・ )

 9月市議会本会議: 一般質問のひとコマ。(つづき)
 「法務局出張所が統合で廃止される。
  地域に散在する児童センター、公民館、老人憩いの家をまとめて、跡地に総合地域センターを創れないか」


 市内西部の学区地域。
 この50年間に29町内会、人口一万人に膨らんだ。

「地域の子どもは地域で育てる」、
「地域の自助、地域の相互扶助」、
「ありがとう。お互いさま。おかげさま。」の思いが、
 地熱のように高まる。
 行政に頼らない、助成金・補助金に頼らない、ご近所の絆をもっと深めたい、と動き出した。

 そしてこの夏、
 住民主導ではじめて「盆踊り大会」など交流が成功した。



 9月市議会本会議: 
 (市長答弁)「買う土地建物の買い値が、手放す土地建物の売り値で目途が立てば理にかなったものと考えます。」
(担当部局答弁)「現所有者が要らなくなったから、利活用する気があるか、と言ってきてから検討します」。

 理念やビジョンは気付かない振りして、
 的外れな(その場しのぎ?)答弁。


 「高齢少子化、老若男女・地域のふれあい・相互扶助の希薄化がすすむ21世紀。 身近な地域でのふれあい交流の場を充実したい」、と質したはず。


 行政の単なる事務手順を、議会は聞き流すだけ。
 議会とはなんぞや。
 首長の理念は?このまちをどうしたいの?
 (数字合わせの方法論はもっと先の課題だろうに)
 そのまま議論が深まることも無く、
 議会は言いぱなっしの場。

 これって、マンネリ化した議会運営の制度疲労か。
 本旨が伝わらないノー天気なすれ違いか、単なる怠惰なのか?

 「このまちを、だれもが住みたくなるような都市にする!」
 これがみんなの願いで、明解この上なし。
 それを目指して付託されたリーダー、ナビゲーターが、
 首長であり、議会であり、行政当局だろうが・・!

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地域HP犬山羽黒「ブログ塾」塾生記。晴耕雨読に暮らす。 野良仕事こそ、cultivate耕やす文化(culture)という。

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