アーカイブ: 2009年10月01日

「三年日記」 (おやじの日記帳)

パーマリンク 2009/10/01 07:51:11 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 毎年、今ごろから書店に来年用の日記帳が並ぶ。
 親父さんは いつも三年日記を愛用していた。

 田舎の本屋さんではなかなか売れないのか、買い求めが難しくなると、決まって「すまんが、また、日記帳の新しいのを探してくれ」と頼まれた。

 一ページを三つ割りにしたのが無くて、
 見開き2ページ分を三段組みにしたものを見つけて、
 それを届けたら、大変に喜んでくれた。

 天候、気温、五節句二十四節、行事暦、農事暦などの添え書き入りが良かったのだろうと思っていたら、
 後日、「大きな字でも たくさん書けるから」という。

 そうか、耳・眼も大声・大書きするようになったのだ。
 親父もいつまでも若くはないんだ、と納得した。

 去年のこの日、何をしてたかということが、
 なんでそんなに気にするのだろう?と不思議だった。
 自然を相手に百姓仕事をするのに、そんなに大事なことだろうか、と。

 (あれから、もう40年以上になる。いま 親父が書き留めていたことの意味・核心が分かりかけてきた・・・。)
 

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地域HP犬山羽黒「ブログ塾」塾生記。晴耕雨読に暮らす。 野良仕事こそ、cultivate耕やす文化(culture)という。

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