本箱の奥から出てきた、半世紀前の新入社員のトラの巻。
「商工経営シリーズ」全12集。大阪商工会議所・発行。
第1集は「社員のしおり」~職場のエチケット~
昭和34年3月初版発行。小振りな 30ページのポケット版。
冒頭のことば「明るいスタート」から(部分を抜粋):
~: これからの勉強は、学校のそれと対象が違う。その対象となるものは、会社に関するものであり、仕事の関するものであり、更にまた、社会人としての必要な知識と技能である。
それは単なる糸口であり、単なる第一歩にすぎない。これらのことは社員としての今後の生活の中から、或いは先輩から、或いは書物から、そのほかいろいろな方面から教えられ、また自らまなびとることになる。
明るい希望に燃えて、元気よくスタートしようではないか。 :~
「日常の心得」「秩序の維持」「礼儀正しく」「仕事のねらい」「仕事の改善」から「命令の受け方」「報告の仕方」「文書のかき方」「文章の整理」と辛抱強く展開していく。
そして「応対の心得」「会話の心得」「電話のかけ方」「連絡と協力」「失敗したとき」「公私の別」「正しい態度」「働きよい服装」とつづく。