平成21年度から新しい税金が施行されている。
”みどりの環境税”と言われる新税。県民一人当たり年額500円。
この環境税で里山・森林の緑を守り、環境を護る、というもの。
偶然に、その適用第1号工事現場を知った。
平成21年度あいち森と緑づくり森林整備事業・里山林再生整備事業。
犬山市向田地内。入鹿池の南方の里山の農林道で。
国定天然記念物樹木指定第1号の「ひとつばたご自生地」路。
「へえ、おらが市長(市役所)も粋なことをするもんだな」と、田んぼにいたOさんに聞いたら、
「とんでもない。民有林の地主二人に、いきなり県の人たちが来て、下刈り伐採整備を全額県負担でやらしてくれと同意書用紙を持ってきたそうだよ。市はまったく知らなかったらしい。」
「観光客用駐車場整備とか、行き止まりの林道へ迷い込むクルマへの誘導標識とか、なんにもやってくれそうにない。」
5月12日に朝日新聞の花見記事が出た。14日にはNHKが取材する。中日は満開になるのを待っている。
「県はこんな風に@500円を使いました と、いい宣伝になるだろうな」とOさん。「でも、周辺整備がホッタラカシだ、と目立つがなぁ」「花が終わるまで、人が来て、田んぼ仕事は やってられない。」