第51回中日クラウンズ・ゴルフトーナメント大会。
今年72歳になる杉原輝雄選手が、1960年第1回以来51回の連続出場を今年も果たした。
名古屋ゴルフ倶楽部和合コースという舞台は、ゴルフの達人・鉄人にそこまで執着させる魅力・魔力をもつ。
最終日、石川遼選手が18ホールを58スコア(12アンダー)でホールアウト。箱庭・盆栽型・日本庭園型・アドベンチャーパークと揶揄されもした、名門ゴルフ場で想定外のスコア。テレビ解説者も「歴史的記録樹立に立ち会えた幸運に感謝したい」。
米ツアの59(13アンダー)、欧州ツア60(12アンダー)、日本ツア倉本昌弘選手の59(12アンダー)の記録に新しい記録を加えた。
平成生まれ。1991年9月生まれ。
プロゴルファー仲間も、次世代型ゴルファー・宇宙人と賞賛。
ことしは春先から振るわない成績に、父親が「消極的なパット(プレー)を続けていると、ファンが離れていくぞ」と一喝。
「ひとホールごと あきらめない気持ちでプレーしたら、いつのまにかこんなスコアになっていた」「刻々変わる周囲の状況に気を取られず、平常心で18ホールを回ってきた」。本人の素直さが うれしい。
初日1万5千人、4日間入場者数5万人超と、新記録のギャラリーも、次世代型ゴルフ時代の到来を目の当たりにして沸いた。
【写真】CBC-TVから。