アーカイブ: 2009年12月

除夜の鐘つき (興禅寺)

パーマリンク 2009/12/31 00:47:15 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

(梶原景時公顕彰会主催除夜の鐘つきポスター。羽黒・興禅寺)


 除夜に鐘は なぜ108回なのか? 諸説紛々いわれは多い。
 仏教の教えで「煩悩を取り除く」で、わかりやすいのは、
 「四苦八苦108の煩悩を取り払う」(4×9+8×9=108) 

 韓国で除夜の鐘は 33回つく。
 観世音菩薩が衆生済土のため33に分身した、によるとか、
 旧日本帝国植民地時代に抗日独立運動に参加した人の数とも。

 オランダあたりでは、新年のカウントダウン後、
 それぞれの家庭がいっせいに大きな花火を打ち上げる。
 そのいわれは「一年間に溜まった悪霊を追い払うため」という。


 ”いいくに1192”創る「鎌倉幕府」。
 国王君主の統治から、武士ではあるが国民の統治へ。
 万国に先駆け世界史上はじめて「主権在民を実現した源頼朝」。
 (この国の中でよりも世界でよく知られた世界史上の”偉人”)

 その軍師・参謀で「鎌倉本體の武士」を讃える「梶原景時公顕彰会」。 今年も「羽黒・興禅寺」で”除夜の鐘つき”会をすすめる。

初雪 七景 ( 花咲か爺さん )

パーマリンク 2009/12/30 09:51:32 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 「花咲か爺さん」の話し。
 この国の人は極寒の冬にも明るく生きる智恵があった。

 落葉樹が秋には紅葉して葉を落とし、
 極寒を耐え抜く備えとする智恵に 人は多くを学ぶ。

 先人は雪降りも、冠雪も「綿帽子かむり・」と明るくやり過ごす。
 逆らわない。 流れに乗りながら 次世代を生かす力を蓄える。

 「花咲か爺さん」は哀しい響きだが 明日への期待と覚悟の表れ。
 冬には 冬にやることをやろう・・!

 
 ( 花咲か爺さんの 象徴: ケヤキの樹。)

皇帝ダリア。 まるで孟宗竹に如し

パーマリンク 2009/12/29 00:25:02 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー


 花好きのご近所さんからいただいてから、3年。
 毎年 皇帝ダリアを二株育ててきた。

 今年は10月(!)に台風に首から上をへし折られた。
 もうだめかと思ったが、すぐに新芽が出て11月には花咲いた。

 メキシコ原産 別名Tree Dahlia。草丈3~4m。多年草。
 花は直径20cm、一重で8弁のピンク色。

 場所が合えば草丈5m級になるそうな。
 来年こそ 高さに挑戦してみよう。

 12月初霜、初雪でまたたく間に 地上部は枯れた。
 茎は まるで孟宗竹ほどに頑丈。
 切り口からは大量の水(樹液)が ほとばしった。

(五年ほど経った古株。掘り起こすとこの姿。)

ハイブリッドカー 全盛時代へ

パーマリンク 2009/12/28 00:08:23 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 仕事先で お客さまと腹ごしらえに。
 このごろ「はまっている」というプリウス ハイブリッドで。

 100KM先の第二工場へ出向くときも、 レクサスでなくプリウスで行くそうな。 自動車メーカー向け素材供給をする仕事柄、「クルマ」「走り」にこだわっていたのに、このごろは「燃費」と「セーフテイドライブの良さ」にも目覚めたそうな。

 高速を追い越し車線で「お先にドライブ派」だったのに。
 走行車線を流れに乗って「ゆったり走る派」の心地よさ論がポンポン出る。


 静かさ。そして何より燃費の良さに ご満悦。そして環境。
 「疲れない走り」にこだわってきた自分も 心変わりしそう。

 環境問題、オイル資源限界論から、電池自動車が本命視されるが、
 2012年ごろまではガソリン+電池のハイブリッドが主流とか。

 電池自動車が加速性能、走行持続距離、取得価格パフォーマンスで、ハイブリッド車に肩を並べられるまで 安定した技術・性能を出せてくるには2013年ごろまでかかるだろう、とか。

 ハイブリッドカーメーカーと取引しながら、蓄電池メーカーとも共同開発取引している人が見通す弁に、「さもありなん」と思うことしきりなことばかりだった。

 きょうのランチタイムは、業界現場・開発最前線が覗けて愉快だった。
 (やっぱり自分も研究開発の現場に戻りたいなぁ・・)と未練も・・。

【写真】トヨタ 新型ハイブリッド・プリウスのエンジンルーム。

初雪 六景  (ご先祖様も綿帽子)

パーマリンク 2009/12/27 02:31:38 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー


 初雪の朝、お墓参り。
 一面に、白化粧。

 花筒も凍り付き、お線香も雪の中。
 寒い思いをさせて あいすみません・・・。

 お墓から帰り道、自分の足跡をたどりながら、
 いちだんと 清められた気分。

期待される情報通信業界

パーマリンク 2009/12/26 01:33:23 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 景気指標の設備投資指数を引っ張ってきた業界は苦闘中。

 業界の年間売上高規模で見れば、
依然として この国は 工業(輸出)立国。

 自動車業界53兆円、建設業界49兆円、家電重電業界41兆円、不動産業界37兆円、化学業界28兆円、石油業界27兆円。コンピュータ業界23兆円、電力ガス業界23兆円、鐵鋼業界21兆円。OA機器デジカメ業界23兆円。
 ・・いずれも安静期、養生中。

 通信業界11兆円、ソフトウエア業界10兆円、移動通信業界9兆円。医薬品業界8兆円、アパレル業界8兆円、食品業界7兆円、住宅業界6兆円。

 新規雇用が狭くなり、勤労者所得も停滞か縮小する中、
 「衣食住・教育教養・医療福祉など生活関連産業の拡充待ち状態」との論評も。ここは作る者、造る者、提供する者と、 享受する者との 知恵比べ。
 
 だが、IT・情報通信関連は、
 技術力・サービス力の向上で未来は明るい。

(2009.12.24.クリスマスイヴ JR名古屋駅前 夜景)

ネット通販市場 20%成長で8兆円へ

パーマリンク 2009/12/25 10:06:58 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 過去5年、平均成長率20%以上で 急拡大するネット通販市場。ネット販売の急成長で、その市場規模は2008年には 8兆円台を超えた。


 2004年ごろには百貨店 8兆円。
 スーパー 14兆円。 コンビニ 7兆円。
 通販 2兆円+ネット販売 3兆円=ネット通販 5兆円。


 あれから5年・・、
 ネット販売は5年間で倍増し単独 6兆円へ。
 ネット通販で 8兆円台へ。
 
 スーパーは1兆円減らして 13兆円。
 スーパーは大量販売・品揃え競争の力相撲から、
 (日帰り滞在)時間消費型SCなど模索が続く。

 百貨店は2兆円減らして 7兆円へ。
 百貨店は業種・業態、居場所さがしに迷走する。 


 コンビニも1兆円増やして 8兆円。
 「コンビニが百貨店を追い越した!」は 一年も前なのに、
 旧来のテレビ新聞など メデイアは報道が少ない。

 百貨店が広告主スポンサーに君臨したのは もう遠い昔のこと。
 電通ですら広告業界は8兆円が7兆円を割り込み落ち目という。

 (2009.12.24.クリスマスイヴ。JR名古屋駅前)
 

初雪 五景 (柚子の樹)

パーマリンク 2009/12/24 00:30:59 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 初雪が 冬至の直前にやってきた。
 
 ことしは大豊作で 半分しか採れきれていなかった柚子の樹。
 綿帽子の樹には しばらく近づきがたくなった。

 「冬至の ゆず湯。ひと風呂浴びて とんがん(とうがん)を食べる」
 おふくろが この時期 欠かさず勧めた”風邪予防”の暮らし方。

 ゆず湯。 ふんわりした柑橘系の香り。身も心もほっこりする。
 究極のアロマテラピー。 日本独特のエコロジカル ライフ。

 京都の宿で聞いたことがある・・
 なんきん南京(おかぼ・かぼちゃ)、にんじん、れんこん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うんどん(うどん)。
 七つの”ん””ん”を食べると、「出世運」が強くなるそうな。

 和菓子屋さんの店先には、柚子まんじゅう、柚子もち、柚子羊羹。
 自分は 「ゆずぽん」(柚子入りぽんず)を 好んで よく使う。

初雪 四景 (雪には 赤い実)

パーマリンク 2009/12/23 00:26:53 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 初雪。 初冠雪。

 好んで食べるヒヨドリも、きょうはまだやってこない。
 ねぐらが水漏れで忙しいのかな。

 雪には赤い実が似合う。
 日の丸を連想したのは 何だったのだろう・・。


 葉を落とし、春を夢見て耐えてる梅の幹に、
 白化粧も また似合う。

 ( 雪には 赤い実が似合う )( 春を待つ梅の幹にも 白化粧 )

初雪 三景 (五条川 サクラ並木)

パーマリンク 2009/12/22 02:37:17 著者: モリゾー
カテゴリ: 五条川の四季


 春はサクラ。 夏は緑陰。 秋は紅葉。 
 初雪の満開サクラ。

 これぞ「五条川の四季」

 (「五条川の四季」 初雪)

 (「五条川の四季」 初雪)

 (五条川の彼岸桜。毎年 一番乗りで満開となる樹。)

初雪 二景 (小弓の庄)

パーマリンク 2009/12/21 00:06:56 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 風雪に生き抜いてきた建物には風格がある。
 創建100年になる「小弓の庄」(まちつくり活動拠点施設)
 (旧・加茂郡銀行羽黒支店 復原施設)

 あれこれ講釈は 無用。
 あちこちから 雪化粧を愉しんだ。

 (雪化粧の「小弓の庄」)

 (雪化粧の「小弓の庄」)

初雪 一景

パーマリンク 2009/12/20 08:45:48 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 この地方にも冬将軍がやってきた。
 「これで冬タイヤが売れるぞ」と喜ぶクルマ用品屋さんの姿が目に浮かぶ。

 世界遺産・白川郷も一夜で積雪50㌢の銀世界に 早変わり。
 物流商流の頼み:高速道路は、わずかな積雪でもすぐアキレス腱が切れる。

 高速道路無料化云々もいいが、 この小さな島国で、陸の動脈は国の備えとして、厳寒でも滑らかに流れる動脈静脈を維持することが 焦眉の課題ではないか。

 アジアのハブ空港誘致合戦の前に、 厳寒にも閉鎖をしない滑走路、空港機能の確保維持が先決ではなかろうか。
 床暖房技術に長けてきた土木建設業界の智恵をもってすれば、雪に埋もれない、凍結しない滑走路改造などたやすいことだろうに。

 一人ひとりが得意なことをとことん考え抜けば できない相談ではない・・。
 北陸の城下町・宿場町では 極寒でも雪駄で歩ける路地、湯気立つ融雪のからくり路地を持ってきたではないか。

 この分では、今夜もまた 雪が降り続くなあ。

今年の漢字:台湾CHINAは「乱」

パーマリンク 2009/12/19 05:00:08 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 この国は 前世紀、世界を相手にハチのムサシが大戦に挑み、結果は大敗。
 戦地に本土空襲に多くを失い、焦土に大量の復員引き揚げ同胞。
 節約Re-duse、使いまわしRepair、Re-use、再利用Recycleで捲土重来を期す。

 国民主権・民主憲法、衆参二院議会、義務教育新学制、農地改革。新円切り替え、協同組合、日米安保、「もはや戦後ではない」。
 重厚長大、重工業化、所得倍増計画、セルフサービス、新幹線。
  
 天然資源立国から、資源加工・工業貿易立国に転じて半世紀。
 頭脳・金融・情報立国に出遅れ、人材は経営資源がコスト視される。

*****

 台湾。台北市文化局の「今年の漢字」は「乱」。
 さて次は何と出るか・・。 

今年の漢字:中国CHINAは 「和」

パーマリンク 2009/12/18 05:58:26 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 この国は、弥生時代から数千年間も、ユーラシア大陸の最果てで、遊牧もできず、民族大移動もせず。
 同じ民族が定住し続け、水田稲作文化・日本の美を育んだ。 同じ土地を耕し、同じ海に網を入れ、同じ山で森の恵みに生きた。

 国土も資源も少ない民が、文明開化で膨張する人口を支えるために、反転して大地・大海を取り込もうとするも、竹槍と神風信奉は、新素材新技術・航空機戦艦とレーダー頭脳に大敗。 地下資源を持たざる国のあり方、生き方のむつかしさを思い知らされた。


 国(企業)は人なり。
 教育と労働に、希望と志を立てる群れだけが生き残る。

 企業(国)は人なり。
 頭脳と英知を集積し、自活し汗する集団が勝ち残る。

*****

 中国CHINAの国家言語資源観測研究センター付属メディア言語分析センターが、「注目を集めた今年の漢字」として「 和 」を発表したと、聞いた。
 さて次は何と出るか・・。

今年の漢字 2009 「新」

パーマリンク 2009/12/17 02:24:19 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 ㈶日本漢字検定協会が今年の漢字は「新」と発表した。
 京都・清水寺は奥の院舞台で 森精範貫主が揮毫する様子が報道されて、年の瀬を思い知らされる。

 「その年の“世相”を表す漢字一字」: 応募総数は16万通。
 最多「新」は1万4千票。次点「薬」1万票。次次点「政」5千余票。

 2008年は てっきり“縮”だと思ったが、外れて「変」だった。
 ならば、2009年こそ の思いもはずれて「新」だそうな。

 国内の“世相”から見れば、「変」「新」「乱」「疑」「不」・・かも。
 グローバルに見たら、この国の“潮流”は「縮」であり、「沈」だ!

 国力・経済・投資の縮減の「縮」であり、立志・勤労の萎縮の「縮」。
 科学・技術・教育・情報IT・金融の相対的地盤沈下の「沈」だ。

紅葉狩り  野村つつじ

パーマリンク 2009/12/16 00:06:40 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー


 夜中に窓辺の下。
 防犯ライトに浮かび上がる 真っ赤な「野村つつじ」。
 寒さも忘れて、パチリと撮りに出た。

 「庭木の女王:野村つつじ」と言ってくれた人も、
 今年の春、庭に植えたそうな。

 春の芽吹きから、赤芽、緑、深い赤、・・次々と葉の色を変える。
 圧巻は わが身わが樹を守るため、真っ赤に染まって散るとき。

 与六(直江兼継)が教わった「紅葉の家臣」のモミジは、
 きっと「野村つつじ」だったろうなぁ。

イルミネーション飾り付け(小弓の庄)

パーマリンク 2009/12/15 01:10:04 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー


 朝寝坊の枕元、電話のベル。
 「ことしも飾り付けをやるから、緊急招集だョ」

 このまちの歴史的建物登録文化財:「小弓の庄」。
 明治42年ごろ建築の”旧・加茂郡銀行羽黒支店”復原施設。

 かれこれ10年。 この時期飾り付けを続けてきた。
 豆電球も老朽化して、点灯しない個所が出たりで・・・。

 このごろの明るくにぎやかで大がかりなものに較べたら、
 ずいぶん質素だが、やってるほうは 嬉々として。

 その夜、そっと見に行ったら、点滅もうまく作動中。
 (やがて 取り外して格納する手間ひまが ひと仕事だぁ。)

紅葉狩り 継鹿尾山 寂光院

パーマリンク 2009/12/14 00:25:31 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー


 財団法人日本モンキーセンター。
 遊園地、学習公園であるが、また、紅葉のシーズンも好い。

 園内 ヤクニホンサル園脇の一帯はモミジが多い。
 サルたちのご愛敬に歓声もあがるが、モミジの紅葉も美しい。

 その先につづく山が「継鹿尾山 寂光院」(別名:もみじ寺)。
 次の写真の正面が継鹿尾山で、全山が紅葉する。

 こんな景色に お弁当を広げたグループ、家族がほほえましい。
 この山の向こう側が「日本ライン 木曽川」の渓谷。

紅葉狩り(五条川 -7- )尾張富士・本宮山

パーマリンク 2009/12/13 00:29:08 著者: モリゾー
カテゴリ: 五条川の四季


 いつもは遠くから仰ぎ見ている尾張富士。
 ふもとの田んぼは五条川沿いに細長く続く。

 街の中に住んでいる外孫たちと 田んぼ道へ紅葉狩り。
 間近に見る尾張富士。 となりの本宮山。

 あたらしい景色と、田んぼ道を走る楽しさ。
 「面白かった」と言ってくれた一言がうれしい。

紅葉狩り  桜通り・名古屋駅前

パーマリンク 2009/12/12 03:12:59 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー


 紅葉狩りは 都会にもある。

 桜通り。
 昭和12年(1937)汎太平洋平和博覧会などが名古屋で開かれた折、イチョウがたくさん植栽されたとか。

 大阪御堂筋のイチョウ並木も、地下鉄御堂筋線開通時。
 時を同じくしてイチョウがたくさん植栽された。
 イチョウ・銀杏は、飢饉に備えた食糧備蓄の願いも兼ねて、神社仏閣に多く植栽される樹。

 気になること・・:
 イチョウの落ち葉を、迷惑なゴミとして嫌う風潮。
 人が勝手に根元を舗装してしまい、わが身の落ち葉を厳しい冬の根をかばい、やがて次の実を付けるための栄養(肥料)としようとするイチョウの生態を、断ち切ってしまった人間のエゴ。

紅葉狩り(五条川-6-)明治村・入鹿池

パーマリンク 2009/12/11 00:12:44 著者: モリゾー
カテゴリ: 五条川の四季


 昭和40(1965)年開村以来、建造物を使いながら保存する。
 敷地を当初から大きく手当てして、年々 増やしていく。
 訪れるたびに、新しい建物、あたらしい企画、新しい店が。

 今では村内でたっぷり一日散策の時を過ごせる・・。
 懐かしい昔風の食堂、カフェ、レストランがたくさんある。
 (ビールもお酒も愉しめる! もちろんお茶・コーヒーも)

 テーマパークとしては、オリエンタルランドのデイズニーランドと同じ発想で拡張し続ける「博物館 明治村」。

 敷地となった山野の樹木、沢の水に手を加えないようにし、
薪炭・柴刈りした昔の里山を知る者の目で見ても、居心地がいい。


 先ごろ、ここで現地ロケをしたNHKドラマ「坂の上の雲」。
 正岡子規と秋山真之が東京で再開する場面など、重要文化財・三重県庁舎には、この秋訪れる人が多いと聞いた。

 入鹿池のほとりに拡がるロケーションは紅葉狩りの絶景地。

 

紅葉狩り(五条川 -5- )八曾の森

パーマリンク 2009/12/10 01:53:39 著者: モリゾー
カテゴリ: 五条川の四季


 五条川。 上流部に日本一級のため池「入鹿池」。
 1633年築堤されてため池が出現した。

 その上流部は 幼川(荒田川)として「八曾の森」が源流部。
 アウトドア・キャンプ場などもあり、紅葉も美しい。
 広大な丘陵地は はぼ原生林の様相を呈している。

 美濃と尾張の国境になる分水嶺。
 北へ出れば可児川から木曽川へ。
 東から南へ回り込んで玉野川、内津川が庄内川へ。

 西へ流れて郷川、成澤川を集めて「入鹿池」を経て、
 五条川となり、信長の清州城のお堀を満たしながら、
 新川と合流して、伊勢湾に注ぐ。

 明治村から入鹿池越しに遠望する、八曾の森の紅葉。
 悪童の頃の 思い出も多い森だ・・。

紅葉狩り(五条川-4-)上前川原橋

パーマリンク 2009/12/09 04:58:59 著者: モリゾー
カテゴリ: 五条川の四季


 五条川サクラ並木道を 都市計画道路が横切る。
 架橋工事に辛うじて保存されたモミジの樹 1本。

 伊勢湾台風後、所得倍増計画・高度成長初期に、
 県営住宅が開発され、桑畑・サツマイモ畑の一帯は収用された。

 イモ掘り作業の休憩は いつもこのモミジの樹の木陰だった。
 若木の頃を覚えていると言った親父さま。今、樹齢推定80年。

 このモミジの樹は 幼少の頃の わが身の一里塚。
 年年歳歳、供に旅するお地蔵さんのような存在。

12月8日の誕生花:「南天」

パーマリンク 2009/12/08 00:15:50 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 南天の葉っぱが添えられた、おせち料理、赤飯。
 なにかめでたいことがあった日に、おふくろが作ってくれた。

 葉っぱに含まれるナンジニンとかいう成分は殺菌作用があり、食べ物が傷むのを抑える。 船酔い、二日酔いには葉っぱをかじるとよい、とは随分あとになって知った。

 不浄を清める木として便所の近くに植える。庭木の本が紹介する。
 無病息災、長寿を呼ぶ木として、杖や箸に重用される。


 「難を吉に転じる、縁起の良い木」。
 まもなく この実を好んで食べるムクドリがやってくる。
 
 花言葉は「わたしの愛は増すばかり」「深すぎる愛」とか。
 赤い実、白い実の時節に「誕生花」という不思議な”花”。 
 

紅葉狩り(五条川-3-)小弓の庄

パーマリンク 2009/12/07 00:27:13 著者: モリゾー
カテゴリ: 五条川の四季



 まちづくり活動拠点施設とされた「小弓の庄」。
 明治42年ごろ 加茂郡銀行羽黒支店として建築され、五条川小弓橋の近くに復原・公開されて10年。 

 表側のサクラの木はよく目にするが、落ち着いた裏庭は目立たない。
 モミジの色づきが 美しい。

紅葉狩り(五条川-2-)保育園前

パーマリンク 2009/12/06 00:31:24 著者: モリゾー
カテゴリ: 五条川の四季


 五条川のサクラ並木道。 ソメイヨシノ。
 ところどころに ヤマモミジが。

 地元の保育園前(いまは 子ども未来園と改称)。
 どの教室からも眺められる位置。
 子たちはこの下を毎日通う。

 お父さんお母さんも、通ったモミジ。
 子どもたちも孫たちも、通い見上げるモミジの樹。


 サクラとモミジ。 無言の教え。
 傍のものが とやかく言うのは野暮というもの。

 思いっきり色づいて、葉を落とし、
 新しい春のために 冬ごもりにとりかかる。

紅葉狩り(五条川)羽黒橋

パーマリンク 2009/12/05 00:28:03 著者: モリゾー
カテゴリ: 五条川の四季


 今年の秋も しずかに過ぎていく。
 通りすがりに足を止めて、見とれた紅葉。

 生まれてこのかた古稀の歳月、
 春には 花のサクラ。 秋には 紅葉。

 毎日 この下を通る。
 空気みたいな存在。

「紅葉の家臣」

パーマリンク 2009/12/04 06:21:53 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 忘れられないドラマのシーン:

 ・・・・翌朝、お藤は、庭にある紅葉を見上げて静かに諭した。

「 木は、厳しい冬を乗り越えるため、力を蓄えねばなりません。

  紅葉が散るは、その身代わり。

  燃え上がるようなあの色は、
  わが命より大切なものを守るための、決意の色。

  そなたは、あの紅葉になるのです。
  紅葉のような家臣になりなされ。 」

 与六は驚きで声も出ぬまま、お藤を見上げた。・・・・

 「紅葉の家臣」:”戦乱の世”に生まれたニッポンの生きざま精神。  

【写真】NHKテレビ大河ドラマ「天地人」最終回より。
*お藤:与坂城主直江景綱の妹で与六の母。与六:のちの直江兼継。5歳で長尾喜平次(のち上杉景勝)の小姓となる。
*原作:火坂雅志「天地人」。脚本:小松江里子、NHK「天地人」。

紅葉狩り いざ 明治村

パーマリンク 2009/12/03 00:47:50 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー


 久しぶりに 尾張富士の裾野に在る「博物館・明治村」へ。
 いつも すぐ脇の県道・入鹿池を走って、高速道路ICを使う。
 近くて遠いは なんとやら、で、園内に入る機会が少ない。

 50年までは、隣の山へ「柴刈り」(焚き木採り)に入っていた。
 毎年 初日の出、石上げ祭りで尾張富士は 庭先みたいなもの。


 紅葉、モミジの色づきが こんなに佳かったかな・・。
 曇り空だが、急に思い立って、入ったので 色と光はいまいち。

 モミジの名所にしてもいいくらいに「イロを楽しむ」。
 「鳴子踊り フェスティバル」総踊りも 愉しんだ。

「安心して暮らせる」街

パーマリンク 2009/12/02 06:43:24 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 免許証の更新で 地元の警察署へ。
 ポスター標語に、釘付け・・。

 「安心して暮らせる 安全な街の確立」。

 このところ、「ことばの一語」の光の強さを探していた。
 こんなにさらりと、すとーんと言い尽くしていることば。
 こんな身近なところに 日々励んでいる人たちが居た!

 「安心」して暮らせる「安全」な街の確立。

 その心意気が、呼びかけを後押しする:
 (1)みんなでつくろう安心の街
    ~犯罪を防いで 明るい新年を迎えましょう~

 (2)まだいるの 飲んで乗る人 飲ます人
    ~飲酒運転を根絶しよう~

(市の広報 「警察署だより」)

食の「安全」はゴールか  -2-

パーマリンク 2009/12/01 05:32:43 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 食品を扱う、ある会社で、わが社の理念(家訓)は何かを議論した。
 安全第一か、安心第一かなど いろいろと・・。


 『 安全を保証しつづけ、安心の信頼を得ること。』


 つまりは、内向きに心する。外向きに約束をする。

 「食の安全」は当たり前のことで出発点。

 「食に安心」を得てこそ、明日への「信頼」と「信用」になる。
 お客さまのごひいきを得てこそ、わが社が評価される。

 このごろ・・、「ことば」の一語、一語を慎重に読む、慎重に使う、その大切さがズシリと重い。

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