ヤマモミジ(山紅葉)。
カエデ科カエデ属の落葉高木。樹高10~15㍍。
早春 葉が出るころ目立たないが紅色の花をつける。
雌雄同株で 一つの花序に雄花と両性花を付け、
竹とんぼのような翼果(実)を結ぶ。
葉っぱは ぎざぎざした切れ込みが、手のひら状に7~9個に裂ける。
切れ込みは 大きなぎざぎざに、さらに小さなぎざぎざが入る(重鋸歯)。 裂片の先端は 長く尖っている。
この葉っぱの造形の美しさだけでも、惹かれる。
びっしりと「みどりの葉」をつけた小枝も、
光を求めて伸びる樹形も、わけもなく「好きだ」。
木枯らし一番が来ると いっせいに色づき始める。
メリハリにない北風の年の秋には、寝ぼけた色づきとなる。
晩秋に色づく姿は、紅葉のプリンセス。
”美しい日本”の、「もみじ狩り」の代名詞にもなっている。