サラリーマンが定年で職を離れる・・。
「私儀 このたび 000株式会社を退職いたしました。・・これからは ゆっくりした時間があり、当面は家族と旅行に出かけて長年の労をねぎらい合います。年金生活者として悠々自適の毎日を過ごしたいと思います。・・・」と挨拶状。
半年後、風の便りが・・・、
「体調すぐれず、医者と薬のお友だちになって ブラブラしてる」。
聞けば「やることが無く、家にも居場所が無い」と。
サラリーマン時代、会社の名刺で仕事をしていたものが、名刺が無くなった途端に「自分の存在に気付いてもらえない」「きょう何をやるか が無い」「熱中できることが見つからない」。
家では「亭主元気で留守が好い」と「粗大ゴミ」扱い。
萎縮する人生。
おじさん、おじさん! お兄さん?!
この国に育まれ、この国の社会に生かされてきたことに、お返しの人生は如何?
悠々自適のマイペースでもいいから。
名刺がなくても、「無位無官」でも、愉しい人生があるよ!!