アーカイブ: 2010年1月25日

宇治橋。 (木の文化の粋)

パーマリンク 2010/01/25 04:00:26 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー


 伊勢神宮 内宮神域へいざなう宇治橋。
 第62回神宮式年遷宮。 2013年(平成25年)。
 旧年11月に架け替えられて、渡り始め式。

 総木造で純和橋。全長101.8m。橋幅8.42m。
 五十鈴川の清流に立つ、橋脚は巨大な柱を三本組みで、13基。
 強度の強いケヤキ材。太い! 計39本。 寄り集まって壮観!

 下挟み、上挟みに筋交いの樌(ぬき)。梁と桁の巨大さ!
 方杖、桁受けのトンボが愛くるしさえある。
 ここにも宮大工、橋工の技。

 橋脚を腐朽から護る敷き板、308枚づつ二列計616枚。
 幅30cm、長さ4.2m。厚みは15cm。
 敷き板は 20年間で 5~6cmも磨り減る、と聞いた。
 
 敷き板は、中央部が1.8mも反り上がって美しいカーブを見せる。接合は「すり合わせ」技法。雨で濡れれば膨張して水を漏らさない。 船大工の技の極致。
 宮大工、船大工、橋工の伝統技法の集大成が 宇治橋にある。

 

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地域HP犬山羽黒「ブログ塾」塾生記。晴耕雨読に暮らす。 野良仕事こそ、cultivate耕やす文化(culture)という。

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