しばらく振りに歩いた郡上八幡の町並み。
「空き店舗」が 目立たなくなった、気がする。
地道に、熱心に、まちづくりに努めてきた関係者に敬意。
町並み保存に住民が協力して、景観を保ちながら居住する。
町役場跡、警察署跡など歴史的建造物を まちおこしの核に変えて使いつづける。
三日続きの雪降りの後、山並みはすっかり冬景色。
長良スギ、ヒノキの流域の山々。
間伐育林の手厚い林業地帯がつづく。
ところどころに間伐放棄林とおぼしきヤマの表情は、冠雪に細い首を垂れて重たそう。
台風や長雨に土砂崩れの亀裂が入らないように祈る。
あたたかい平野部に戻れば、顔を出した陽射しの雪解けに、稲の切り株が頭を並べる。
耕作放棄田は白いじゅうたんにも、それとなく見分けがつく。
空き店舗、間伐放棄林、耕作放棄田。
きょうは 考えさせられる お出かけとなった。