人から「節分明けたら 厄祓い・長寿祝いに出かけますか」と。
「喜寿、米寿までは まだまだ相当先ですから」「お誘いありがとうございました」。
「古稀(数え年70歳)」は「人生七十古来稀なり」(杜甫)。
これは おそらく平均寿命が40~50歳のころのことだろう。
55歳定年とか60歳定年:還暦祝いは、ひと昔のこと。
(1950~1955年の日本の推計平均寿命は62.1歳)(by世界銀行資料)
少子・超高齢社会を迎えて定年65歳~雇用継続70歳が主流になった時代。「緑寿(数え年66歳)」の祝いを提唱したのが、2002年の日本百貨店協会だったが”泣かず飛ばず”で低迷。
持続的環境共存時代に「66歳:緑寿の祝い」に再び声も。
貧困飢餓を脱する社会経済体制、公衆衛生・栄養状態の改善、医療の改革、介護の充実などから、この国は半世紀で平均寿命が20.4歳延びた(2007年:82.5歳:世界第1位)。
ちなみに韓国 47.9歳から79.0歳へ プラス 31.1歳。
中国では 40.8歳から 73.0歳へ プラス 32.2歳。
インドでは 37.9歳から 64.7歳へ プラス 26.8歳。
スエーデンは 72.7歳から80.4歳へ プラス 7.4歳。
イギリスでは 69.2歳から79.3歳へ プラス 10.1歳。
フランスでは 67.1歳から81.0歳へ プラス 12.9歳。
イタリアでは 66.3歳から81.3歳へ プラス 15.0歳。
アメリカでは 68.9歳から78.0歳へ プラス 9.1歳。
「アンチエイジング:抗加齢」の話しが声高で、
賀寿の祝いごともいささかボリュームが小さい。
喜寿77歳、米寿88歳、白寿99歳、百賀100歳。
これからは「ヘルシーエイジング:健やかな加齢」“超寿時代”がいい。