経営再建中のつるマークの会社。
「経営難に陥っているつるマークは、・・・会社更生法の適用を申請する」。
朝刊をみて、素っ頓狂な声が聞こえた・・。
“「倒産」したんじゃないの?” “まだ乗れるの?”
“株主優待券はいつまで使えるの?”
民放もそうでないほうも、新聞も、
“倒産”ということばを使わなくなった、という。
実は、その段階は もうとっくに過ぎ去って、“破産”“精算”をするのではなく、事業継続、会社更生への道を駆け登っているところ。
ひたすらに安全運行、安らかな飛行に つとめる現場スタッフ。
法的整理を前に、企業年金制度の減額改正案にも そろって同意の意思表示をし、なによりも自分たちの手でお客さまを乗せ続ける道を望んでおられる。
社内持ち株会の持ち株は紙切れになっても、自らの雇用維持確保を願う・・。
誇りを持って退社していった先輩諸兄姉の思いは・・。
法的整理で企業年金の強制減額大幅カットをされるより、自主減額が軽いかもしれないのに。
年金減額同意の「紙」の集まりは鈍かった。
かっての民営化で。 鳴り物入りで売り出された株式。
株主責任を取る、とは そんな経営者を選任・同意した見返りに、
タダになった「紙切れ」を古切手蒐集の額縁にいれること。
(株式電子化で そのうさばらしすら できないが)