この国は何処へ行っても、空き店舗、間伐放棄林、耕作放棄田。
敗戦復興、所得倍増へと、がむしゃらにやってきた足跡の姿。
重工業化、輸出貿易立国。そして 保護貿易と自由化関税障壁のバーター政策の陰で、荒廃していった 山河・美田・にぎわい。
この国の商業、農業、林業、沿岸漁業への「基本戦略」「基本政策」は、所得倍増計画・高度成長期以降、「100年先を見て」中長期ごとに時代検証をやってきたのだろうか。
数十年後 この国は8000万人サイズの国になる。
山を、森を、水源を、水田を、畑地を、流域の河床を、沿岸海底の土砂と「生き物たち」を、 どうか「復活・再生してくれる自然の力」を 呼び戻していきたい!
数十年後の姿を描ければ、商人も農民も漁民も、ひとり一人が何をなすかを描いて努力を惜しまない。
それだけの智恵と挑戦の闘志はもっているのが この国の民。
水に恵まれ3千年間定住する水田稲作文化DNAの民だから。