いけすの養殖魚。
えさの気配、においを知覚してもいけすの外まで追い求めることが無い。外洋への探求/逃亡は規制され、天敵排除/給餌庇護との網に囲われて、大きすぎず小さすぎずに 集団養殖される。
少子核家族。 ペーパー学力テスト・内申書・推薦入学・・。
「塾へ通って飼いならされて、“養殖人間”にする」風潮。
解かっている解答への正答率○×で仕訳される。
(着想、ヒラメキ、試行錯誤、異なった挑戦は 黙止・排除)
生産就業年齢になると、あの手この手で点数評価されて就業現場へ、都合よく組み込まれていく。
養殖いけす(正規社員)の居心地に慣れた心身は、就業現場で “指示待ち”の群れを成し、”前例踏襲””わたしにはできません”集団に逃げ込む。
就業保証・給料保証で、衣食住安定の私的生活の「“結果平等”を当然と捉え、執着する習性」から抜け出しもしなくなる。
(“機会平等”派の起業家は、“奇人”“変人”視される。)