冬木立。
ケヤキ 日の入り。
ことばはいらない。ただ見とれるばかりの日の入り。
寒かったが おだやかに日が暮れる。
「 雲つかむごと 枝ひろげ 枯欅 」(三村春代・作)
樹高のある欅(ケヤキ)は成木になると 見上げる大きさになる。
「大欅 枯れていよいよ 位あり 」(内山芳子・作)
「葉におおわれているときも立派な木だったが、
枯れ木になってますます品格が感じられるというところに欅らしさがある。」
と俳人・片山由美子氏が評しておられる。
(小学館「日本の歳時記」35号)
たしかに夏姿も どっしりとしている。
芽吹き。若葉。 みどり。木陰。蝉しぐれ。 紅葉。落ち葉。冬木立。
うーん、みんな いい・・。
北窓の先、軒下の植え込みに 年季の入ったナンテンの大株がある。
年の暮れの手入れで、混み合っていた枝を思い切り間引いた。
透けて青空が見えると喜んでいる。
毎年 変わりばんこに 赤い実を食べに来るのに、
鳥たちにとって、今年は“不作”だ。
きょうまた大柄な鳥が来て、さんざんに食い尽くしていく。
尾が かなり大きい。ひょっとしたら「もず」か?
昆虫が主食のモズが!?
口ばしが 曲がるほどでもないから、やっぱり「ヒヨドリ」だ。
大食漢のヒヨドリ。
この時季 太りすぎ! メタボか、この子は・・。
うだつの上がる町並み・美濃市。
:国選定美濃町重要伝統的建造物群保存地区:
町並み地区へ向かうバス通りで 見かけた。
エアコンの室外機やプロパンガスボンベなどの格子戸作りカバー。
町内自警消防の消火器の備えも うれしい。
改築改装助成金があるとか、ないとかはともかく、
木造家屋で長く暮らす。
便利不便、もの入り云々より暮らし方を添わせる。
気候風土に合わせ、時代に合わせ、
おたがいさま、おかげさまで暮らす。
暮らしてみたくなる町並み。
人びとの心意気、心配り、気配りがあたたかく 美しい。
「うだつの上がる町並み」美濃市で、
”半鐘”に気づいた。
火の見櫓の上でなく、町屋の軒先に。
火災、洪水などの警報に打ち鳴らす。
今もこの町では いつでも使える状態だ。
ひとびとの心意気がうれしい。
板取川を上へ、関市洞戸(旧・洞戸村)高賀神社を訪れた。
農耕の神、祖霊の山、・・”高賀さん”。
板取川沿いに入るとき、
和紙の里、うだつの街・美濃市を通るとき、
いつしかたどりつくのが、高賀山、高賀神社。
「四季の香り」というなら、高賀神社が そのものだ。
きょうも 大寒の香り。
高賀の神水のありがたみが 理屈を超えて伝わる。
「円空仏」の円空上人。
高賀神社内の「円空記念館」。
「高賀癒しの郷」で“癒しのひととき”が心地よい。
裏庭にナンテン。
その実を きょうもついばみにやってきた。
モズ・・?
尾は長いが 赤みがない。
ムクドリ・・?
全体に灰黒色だが、こちらは尾が長い。
ヒヨドリ・・?
ツバキが花咲くと毎日来るから、
やっぱりヒヨドリかなぁ。
ナンテンの実も好物だから、ヒヨドリだろう。
「われわれの労働者は この危機が始まったときと同様に生産的で、変わらず独創的だ。」
「われわれの商品やサービスは、先週や先月、昨年と変わらず必要とされている。」
しかし、
「やり方を変えず限られた利益を守り、嫌な決断を先送りする時代は、確実に過ぎ去った。」
今日からわれわれは元気を取り戻し、ほこりを払い、この国を再生させる仕事に取り掛からなければならない。
至る所にわれわれが為すべき仕事がある。
現在の経済状態には、大胆で迅速な行動が必要だ。
われわれは新しい仕事を創り出すだけでなく、
「新たな成長の基盤を築く」ために 行動する。
「商業を潤おして、われわれを結び付ける道路や橋、配電網やデジタル回線をつくる。」
「科学を正当に位置付け直し、技術の驚異や巧みを使って、医療の質を向上させ、そのコストを削減する。」
「太陽や風力、土壌を利用して、自動車を動かし、工場を稼動させる。」
「新しい時代の要望に応じるため、学校や単科大、大学を改革する。」
われわれはこれらをすべて成し遂げることができるし、成し遂げるだろう。
***2009.01.20.オバマ米第44代大統領就任演説(共同通信)から引用***
「われわれはいま危機の真っただ中にある。」
「われわれが直面する試練は本物だ。」
「だが知ってほしい、この国は克服すると。」
「この日、われわれが集まったのは、恐怖より希望を、
いさかいや不和を超越した共通の目的の下に団結することを
選んだからだ。」
「あまりにも長い間、この国の政治を窒息させてきた卑小な恨み言や偽りの約束、非難の応酬や使い古されたトグマ(教義)に 別れを告げる。」
「われわれの国はまだ若いが」、「子どもじみたまねをやめるときだ。」
「忍耐の精神を再び掲げよう。」「より良い歴史を作るときだ。」
「神の前ではすべての人民が平等で自由であり、
幸福を追求するためのあらゆる機会に恵まれているという、
世代を超えて 受け継がれた崇高な理想を実行に移すときだ。」
*****2009.01.20.オバマ米第44代大統領就任演説(共同通信)から引用****
「われわれはいま危機の真っただ中にある。」
「一部の強欲で無責任な人々のせいだけでなく、
皆が困難な道を選び 次の世代に備えることができなかった結果、経済はひどく脆弱になってしまった。」
「家を失い、仕事は減り、商売は行き詰った。
医療費は高過ぎ、学校制度は失敗している。」
「われわれのエネルギーの使い方が、・・
私たちの星を脅かしているということが日々明らかになるばかりだ。」
「・・深刻なのは、自信喪失が全土に広がっており、
この国の衰退は避けられず、
次の世代は 下を向いて生きなくてはならないという恐怖だ。」
「われわれが直面する試練は本物だ。」
「深刻で数多くあり、容易に短期間では解決できない。」
「だが知ってほしい、この国は克服すると。」
*****2009.01.20.オバマ米第44代大統領就任演説(共同通信)から引用****
いま、里山が荒れている。
ヒノキ、スギを植林した人工林の育林施業放棄地。
スギ、ヒノキは 枝打ち、間引きもされず、
50年経っても、密植されたままで、用材になりそうな樹がない。
陽射しが地面に届かず、土壌・表土は薄い。
山の斜面の崩落、土砂の流出を抑える根の張りも うわべだけ。
腐葉土も層を成さず、夏の大雨をたたえるだけの保水力もない。
毎年ちょっと“集中豪雨”が降ると、中下流では浸水、洪水騒ぎ。
どうかすると「地球温暖化で集中豪雨、鉄砲水が増えた」という。
日本中の人工林の谷、沢が崩落し、川を泥流土石流で破壊し、
濁り水は河口、沿海部の藻類、植物プランクトンを全滅させる。
せめて、流域、河口部に都市、事業所、人口が多い河川の、
源流部、上流部の人工林、里山地帯だけでも、
選択的に(なんとか特区でもいい)カネと、仕事を求めるヒトを、
集中投入して、流域に自然の営みの力を元に戻して、
真水とミドリの里山、里地、里海を取り戻してやれないだろうか。
二兆円も投入すれば、
人工林、里山、田んぼの「むら」は蘇えるキッカケになるのでは・・。
水源確保、真水の貯水、みどりときれいな空気のゆりかごが安定する。
§むかし むかし ・・・ おじいさんは柴刈りに・・・
敗戦後15年ぐらいは、寒の入りから立春までの農閑期に、
毎年 そだの里山へ 柴刈りにでかけた。
男の子は 毎日、学校から帰るなり、庭で薪割りをするか、
柴刈り山へ出かけて、束ねを手伝い、山積みした大八車を押した。
家路に向かい風の、伊吹おろしに泣かされた・・日課。
薪炭用粗朶(そだ)山、水田鋤き込み肥料用落ち葉掻き山。
クヌギ、アベマキ、コナラの柴刈り山。
ここの荒れ方はもっとひどい。
木の実、若木若芽、腐葉土土壌の虫もなければ、
熊、鹿、イノシシ、サルたちには、えさがない。
やむなく、ヒトが勝手に育林を放棄した人工林のくぐりぬけて、
水田、果樹地、畑地の人里、人家まで出かけなければならない。
スギ、ヒノキ、カラマツの人工林地帯を中心に、
いま、中山間地に森林が荒れ放題だ。
そろそろ収伐期だというのに、
伐採して建築用材として伐り出すこともない。
集落に隣接する里山地帯も、手入れがすすまない。
やはり荒れ放題だ。
松の山では、根元につる草が増え、落葉雑木が増え、
ヤブツバキなど低木常緑樹に覆われる。
松は力なく傾きひょろひょろ。
やがて台風か、北風かで あえなく倒木。
♪うさぎ追いし かの山 ♪こぶな釣りし この川
うさぎの餌になるものもない。
まして、赤松の下に マツタケを探す場所も消えた。
広辞苑では、
「陰暦で、正月14日から16日までの称。
小年(こどし)。二番正月。若年。」
これを「小正月」という。
いまどき小正月ということば、小正月の時期が
あいまいになっている。
「1月14日は、どんど焼き」。大正月の飾りを焚き上げる日。
おもちを焼いて、無病息災、ご利益を願う日、とも聞き伝わる。
どんど焼きは左義長、どんどとも言うよね・・で話が止まる。
「新暦(太陽暦)」は太陽の運行を基本とし、
一年を365.2425日とする暦。(グレゴリウス暦)
大政奉還、王政復古。明治維新が始まった中で、
それまでの暦を旧暦とし、一夜のうちに太陽暦の世となった
陰暦(大陰暦)(旧暦)は月の満ち欠けを基準にした暦。
新月を月のはじめ(元日)とするので、小正月は満月となる。
**********
畑仕事は文化だと思う身には、
とりわけ定住耕作、水田稲作文化には、陰暦が、
いや、和の国の太古の暦が似合うと思う。
【写真】正月の室礼 蕎麦打ち教室・蕎麦懐石料理の店「燕楽」さん(扶桑町)にて撮影。
東名高速道路で 浜名湖、浜松の先へ。
天竜川を越えて、遠州豊田サービスエリアで一服。
サービスエリアのすぐ北隣り一帯は、磐田が原の茶畑農園が拡がる。
なによりも天竜の空っ風の強いところ。
冬場はいつも身を刺す、“冷蔵庫の風”地帯。
サービスエリアに隣接して 横長に巨大なショッピングモールの建設が急ピッチで進んでいる。
三井不動産グループが仕掛けているアウトレットモール“磐田”。
磐田インターチェンジから1、2キロぐらいしか離れていない至近距離のうえ、このサービスエリアはETC専用出入り口がある(今はETCゲートの増設工事中で閉鎖中。’09年3月まで)
とにかく、立地が抜群。名古屋インターから100Kmちょっと。
サービスエリアに車を停める感覚で、アウトレットモールに行ける。
09年7月のオープンが楽しみだ。
天竜川を越えて 磐田原茶畑農園地帯へ仕事で出かけた。
天竜の空っ風は ひとしお寒い。
重ね着してきたが、肌まで痛いほど突き刺さる。
空っ風に 冬晴れ。
これだけの条件なら 見えるはず、と見渡せば、
あった! 霊峰・富士山!
真っ白に見える限り冠雪の姿。
思わず 遥拝・・。
今週は お江戸へ行く際、
新幹線の車窓に しっかり拝んだ。
今日また、東名高速から降りて、
磐田が原の茶畑農園から 遥拝。
やっぱり・・、「富士は日本一の山!」
小正月の底冷え。
今朝、冷え込んだ。
お昼になっても、寒さは緩まない。
弱めの伊吹おろし。冬晴れそのもの。
今日は高速道路をあちこちと使って 仕事をすすめた。
東に恵那山、中央アルプス・木曽駒ケ岳。
御嶽山から 北に白山、能郷白山。
伊吹山から 西に養老山脈、藤原岳、御在所山、鎌ヶ岳。
都会の高層ビルもランドマークだが、
この壮大な、濃尾平野の母なる天地にはかなわない。
視界100㎞のジオラマに吸い込まれ、たのしんだ。
1月14日 日の出前
冬晴れ。 気温マイナス2度C
冬本番。 よく冷え込んでいる。
「今日も元気だ タバコがうまい」という、
キャッチコピーがあったな。
深呼吸して 今日を始めよう。
通りがかりに「白川公園」(名古屋市中区)を歩いた。
陽射しはあるが 冷たい北風が流れる。
ひょっとしたら 東京・日比谷公園のように、
“派遣テント村”になってはいないだろうか。
この冷たさに こたえられるだろうか。
64年前 戦争で、叩きのめされ 焼き尽くされた。
負けたあと、見渡す限り焼け野原の ど真ん中に、
一夜城で現れた駐屯テント村。 進駐軍のキャンプ地。
おびただしい数の軽装甲車やジープが 周辺にずらりと待機し、
「星条旗」が 高くひるがえる。
広大で 豊富な 資源国、勝利者の象徴。
あれは戦勝国の香りか。 なぜか華やかさを感じた日々。
サンフランシスコ平和条約締結後、敗戦国へ返還。
広域避難場所として開放され、植樹された。
くすのき・ケヤキが復興の息吹を吸って 枝を張った。
小枝・こずえは、天空をフタする、復興・高度成長の象徴。
焼夷弾の炎に消された人の姿はない。テント村もない。
こぎれいに整えられた公園の空間は おだやかだった。
毎年 芽吹き、葉を繁らせ、秋には色付いて、葉を落とす。
「生き続けよ」と託されて、寒空の下、高木・ケヤキの樹幹。
「春の来ない冬はない」と ふんばる姿が たのもしい。
起き抜けには 寒い朝・・。
霜が降りた、と思いきや 雪。 この冬初めての雪。
新聞受け函の足元の シャガの葉も雪化粧。
笹の葉も 雪化粧。
神奈川大学が「内定取り消し者に、授業料の90%減額で、卒業延期・就学延長の救済措置」をとるという。
せっかくA社に「就社」(就職)が決まったのに、内定取り消し、入社時期延期、内定辞退募集を受けたら、「まだ手付かずの新卒者です」という「認識票」の返還期限を延期してあげますよ、ということらしい。
就職活動をし続けたが、内定も受けられないままに、卒業日を迎え「認識票」(卒業予定者=”新卒者”=)を返さざるえなくなる、他の学生にはどうするのだろうか。
10数年前来、就職氷河期と言われる時代、フリーターとかいわれて漂流せざるを得なかった卒業生たちの気持ちは どんなだろうか。
今まさに入学試験受験希望者が、願書提出先大学決定の最終章の時期・・:
私立大学の年間総収入のン%にもなると言われる「受験料、入学金」収入時期が目の前にある。
ひとりでも多くの志願者・受験料納付者を増やすことは、学校法人“業界”でも至上命題にあるが・・。
最高教育機関の大学、「大学よ、おまえもか」・・。
安心、安全。安定、安楽を願う人の心が、はげしく揺さぶられる世情の流れも中、18歳人口の減少・低位推移は構造的につづき、常態化していく。
18歳進学希望者数が 現在の入学定員の何倍もに回復することは、無い。
少なくとも 向こう18年間は無い。
“省エネ温風パイプ”(商品愛称:だんらん)が この冬わが家にも やって来た。
正直、「これは すぐれもの!」と喝采!!
原理は簡単。設置も操作もなんの苦も無い。5歳の孫でも セットしてくれる。
過熱や低温火傷しないように、置く位置さえ ちょっと気配りすれば、ほぼ安全。
なによりも 省エネ効果が目に見えて体感できる。驚きの効果!
コタツに入った身体は、やわらかい温風で包まれ、和らぐ。
石油ファンヒーターの設定温度も、去年の冬より5℃以上低くしても充分だ。
この冬は、電気コタツの電源コードを使っていない。
家人からは 通るときに邪魔くさいと 不評だが。
うたい文句では、冬場4ヶ月間での電気代が5~6,000円要らなくなる。 (消費電力500Wの電気コタツの場合だそうな)
毎日50円の節約は このご時世に とてもありがたい。
除夜の鐘をしっかり聴いて年越しし、
尾張富士を登りきって、初日の出を迎えた。
そして、檀那寺へ年賀に。
庭には「十月桜」が まだ咲きつづけて けなげなこと。
お返しものの中に「開運みくじ」が添えられていた。
「待てば海路の日より有り」・・・「中吉」。
このご時世に「中吉」は ありがたい。
よくよく考えられたことば。・・・どなたの作なのか。
(・・・忘れないように書き留める。)
「海の旅はとかく荒れやすいものだが、待てば好天が来る。」
「焦らず、今の仕事にじっくり取り組んでいれば、
間もなく開運の時となる。」
「これまでに蒔いた種が一気に芽を出して、絶好の運気となる。」
「学業は積年の努力が開花、望みが叶う。」
「恋愛は良き相手が現れ、到来する運気に乗って」
「金運も好調となる」。
2008年3月の米証券大手(高度な自前の金融工学技術を持っていた)ベアスターンズに続く、9月の米証券大手:リーマン・ブラザーズの経営行き詰まりをキッカケに、
ニューヨーク発金融危機は、
リスク再保険の雄:AIG保険への“安楽死”通告的な救済を施しても、それまでの回避努力を上回る信用収縮から、数日間という短期間内に連鎖して、
世界同時経済危機となった。
自動車の購買意欲消失により、米・欧・日・亜の自動車メーカー、部品メーカーは直撃を受け、営業利益は吹っ飛び、営業赤字転落への連鎖となった。
企業存続・再投資のための利益準備金で凌げるところと、
備蓄不足で資金繰りが付かないところで 明暗を分けている。
株主配当金の無配当、配当減額を懼れた経営責任者は、
役員賞与返還、役員報酬カットの前に、非正規社員、短期雇用従業員に雇用打ち切りを宣言し、実行した。
“企業は人なり”“人の熟練・技能が、品質と生産性・効率と技能継承の源泉だ”と標榜したにもかかわらず、四半期ごと財務情報開示で株主の顔色伺いをしのぐために(株価維持)執行実績つくりを優先した、との声も聞くが。
日産自動車の建て直しを進めた、カルロス・ローン氏は、
自動車産業が消えることはない。車は単に早く、運ぶための文明利器だけではない。“車に乗る楽しさ”は永遠に消えない。需要と供給のバランス方程式や係数・変数の組立て直しがあり、それにどのように関わり合うかが問われているのだ、という。
“車に乗る楽しさ”は消えない。
車種の選択、乗りつぶしまでの期間は、確かに見直すだろう。
次に車を求めたくなったとき、どこの車、どの車かは、一層慎重に選ぶだろう。
車好きの者には、やはり “車に乗る愉しさは永遠に消えない”。
五条川の両岸は ソメイヨシノのサクラの並木道。
散策していると、
ところどころに 錆びつき古びた立て札が立っている。
「あぶない!(よい子は)ここでは あそばない!」
小さな子が 溺れかかっている図柄。
当時の建設省河川局所轄の全国の河川で、立てさせた「高札」。
(その後 この高札掲出は撤回されたと聞いた気がするが・・)
大げさでなく数十年くらい前に立てたと思われる立て札。
毎年 サクラの葉の毛虫駆除薬剤散布や、
土手の草刈りをしているが、立て札はさび放題。
自分が子どもの頃は、魚とり、水遊びは やり放題で楽しんだ。
いまではフェンス、ガードレールで立ち入り禁止・・。
京都・加茂川、神戸・御影川に劣らない、絶好の親水公園に、
親水の川原・水辺にできるのになぁ・・。
「 21世紀 “世界を引っ張っていける国”は、
つぎの四つの要素を 備えている国である。
(1) 若くて、人口が伸びている国。
(2) 資源が 豊かな国。
(3) テクノロジーを持っている国。
(4) 経済システムが透明で、説明責任がある国。 」
・・・・これは、国際問題アドヴァイザー・岡本行夫氏のことばだ。
(2009.1.5.日本経済新聞「世界この先」岡本氏の論調)
経済大国であること、
責任ある行動がとれる国
(世界的に、地球的に、平和、治安、安全確保、人権、・・に責任ある行動、説明責任が果たせる国か)。
・・・これらも 欠かせない要素と思うが、
岡本氏がいうように、
「これらの要素を すべて備えているのは
いまのところ米国だけ」。
中国、インドが“世界を引っ張る国”へ台頭している・・。
こなたを見ると、
永田町、霞ヶ関、メディア各むら の対応と言動と“ココロザシ”が
井戸の中の騒動、
かちかち山の劇中劇 ロングランに見える。
つもりちがい十ヶ条
高いつもりで低いのが 教養
低いつもりで高いのが 気位
深いつもりで浅いのが 知識
浅いつもりで深いのが 欲望
厚いつもりで薄いのが 人情
薄いつもりで厚いのが 面の皮
強いつもりで弱いのが 根性
弱いつもりで強いのが 自我
多いつもりで少ないのが 分別
少ないつもりで多いのが 無駄
以上、つもりちがい十ヶ条。
年賀で訪ねた檀那寺でいただいたことば・・・。
後世、大和、畿内の○○天皇稜といわれる古墳群に劣らない巨大な古墳。
「東之宮古墳」に祀られる“王”東之宮さん。
近年木曾三川流域とくくり語られるが、この豊かな地方の民の力、治める“王”の力は、
この国の歴史を動かす原動力(水源)であった。
政治・外交(武力)、経済・社会、生活・文化にわたり、影響力を持ってきた。
*******
犬山・各務原から岐阜・大垣の古墳群の王たちと、
後の世の美濃国、尾張国、三河国、伊勢国などが、
日本国の歴史の変革者・推進者であったことを想う。
大和朝廷・律令国家へ体制固めの壬申の乱(672年)、
鎌倉幕府・執権政治へ体制固めの承久の乱(1221年)(源頼朝の母は、熱田神宮宮司の娘)、
足利幕府後期の趨勢を決める信長上洛(1568年)、
土岐氏・木曾義仲・本能寺の変(1582年)、
豊臣関白政治へ、小牧長久手の戦い(1584年)、
徳川幕府(1603年)基礎固めと各国お城つくり町つくりに要る建築用材の供給基地:木曾・筏流しのお目付け役としての成瀬氏犬山城主などなど・・・。
*******
あらためて知る・・・:
「東之宮古墳」はどれよりも巨大で、
その位置取りの、際立つ的確さ!!
※ なお東之宮神社は目下、発掘調査後期で、整備の上 あと数年後 参拝できるようになる見込み。
犬山城の東の方 丸山白山平の“小山”は、
実は 「東之宮古墳・東之宮神社」である。
その古墳の中腹に、初詣でで賑わう成田山名古屋別院。
さらに東は ラインパーク・モンキーセンター。
ここの見晴台からは 眼下に広がる濃尾平野を、
さらに伊勢湾、鈴鹿山脈、北近江・越前につながる山容を一望できる。
海の幸の伊勢湾を見下ろし、伊勢神宮をも遥拝できる位置。
広大・肥沃な 濃尾平野、材木・山の幸の 木曽川流域の中心地。
これより東は蝦夷地と後世呼ばれる地域を後背地に持つ位置。
郷土歴史家の中には、弥生後期稲作文化の北限中心地であった、とも説明される。
弥生後期高地性集落の中心地で、豊富な「真水」に恵まれる。
*******
後世、大和、畿内の○○天皇稜といわれる古墳群に劣らない巨大な古墳。
犬山扇状地(犬山~各務原)には「東之宮古墳」から半径5~10km内だけでも 大小、新旧百数十基以上の古墳群がある。
300年ごろの「東之宮古墳」、350年ごろの「青塚古墳」、
400年ごろの「坊の塚古墳」、450年ごろの「妙感寺古墳」が、
この地方の、大きさの四大古墳。
紀元250年ごろから650年ごろまで、木曽川中流域:中濃~犬山扇状地~岐阜・大垣から濃尾平野低地部・熱田あたりまで、大小、数百基の古墳群が集中して並ぶ。
「東之宮古墳」はどれよりも旧く、どれよりも巨大で、その位置取りの的確さが際立つ。
犬山城の東の方 丸山白山平の“小山”は、
実は 「東之宮古墳・東之宮神社」である。
初詣でで賑わう成田山名古屋別院、子ども連れに人気のラインパーク・モンキーセンターは、古墳の“山”の中腹に広がっている。
古墳からは、よく鏡が出土する。
多くは地位の象徴として、古墳ひとつから 鏡がひとつ副葬されている。
おそらくは4世紀以降に、大和朝廷に認められた証しであるかのように。
「東之宮古墳」にも その類いもいくつかあるが、
それよりも旧く、もっと大きな、国内唯一の、神秘的な文様の鏡が在る。
「東之宮古墳」からは、「三角縁獣鏡」クラス以上の鏡が11面も出土した。
ひとつの古墳から11面もの鏡が出土するのは 極めて稀有で、奇異ですらある。
三世紀、この国で これほどの信望、思慕を一身に受けていた、
空前の巨大な墳墓に祀られた”王”は どんな人物だろう・・。
“東之宮”、“東宮”さんといえば・・・・。
*****
可児市の「とれったひろば」:JAめぐみの「農産物直販所」。
歳末は、大変な賑わい・・。
寄せ植え・鉢物コーナーでは 門松、寄せ植えの祝いものがずらり。
ここの仕組みとして出品者が「自分で売り値を値付けする」。
気取らず、背伸びせず、身近なもので、お正月を迎える心意気があふれて うれしいものばかり。
制作した出品者の 思い入れが売り値からも読み取れて、これまた愉しい。
小物・添え物に「こんなものが・・!」とたのしい。
本日お気に入りは、紅白扇に紅白御幣と「だるまさん」。