「市政リポート(平成22年度事業の報告)」というポケット版小冊子の頒布を受けた。
首長さんの「ごあいさつ」。
まちのシンボル国宝観光スポットの「年間来場者数が、昨年15年ぶりに○○万人台を回復しました」と。
いろいろなPRキャンペーンや施設のリニューアル、周辺整備など「今後も魅力あるまちづくりを一層まい進してまいります」。
ビジネスの感覚で拝聴すると「来場者が増えている要因」や「来場のねらいの要因」は何だろう。 来場者は満足していたか。 ・・などの把握はおろか、調査・分析が進められた様子が知らされないし、うかがえない。
来場者が増える要因はたったふたつ・・:
国内外を問わず(地理的に新しい地域からの)「新規の来場者」が増えているか。
またやってきましたという「リピーター客」がどの程度あるか。
結論を急いで言えば、
「来て良かった、感動した」「また来たい」「家族友人にも薦めよう」という観光地・スポットであるか、に尽きる。
つまり「年間○○万人台を回復・・」という、○○万人の来場動機と満足度を謙虚に把握分析し学習することが、まちづくりの基礎体温を維持することなのだがなあ。