ある国家資格保有者のみを会員とする協会:いわゆる社団法人の年次総会に出席した。
公益法人制度改革の真っただ中に在る法人の、県支部の通常総会。この国には2万5千余の社団法人がある。この時期総会オンパレード。
前年度事業報告と収支決算承認に関する議案。
今年度事業計画(案)と収支予算(案)承認に関する議案。
過去半世紀50年もの歴史のある社団法人で、総会成立要件の出席数を上回る議案賛成委任状を集めた上での議事進行で、付議議案は拍手で承認。招集理事者側は ヤレヤレ、めでたしの感。
そもそも主たる事業のエンドユーザーが その事業の成果を喜んでいるか、経済社会から喜ばれたのかなどが、明記されず、言及されずに淡々と「資料が説明されていく」だけ。
いま公益法人制度の改革が進行している。
きょうの社団法人は「一般社団法人」へ移行するという。
5年先、10年先に、「どんな一般社団法人になりたいのか」が見えない、語られないままで閉会挨拶となり、不完全燃焼な気分だけが重いおりものとなった・・。