本箱の奥から出てきたポケット版。昭和34年3月初版発行。
大阪商工会議所発行「社員のしおり」~職場のエチケット~
手取り足取りの新入社員研修の第一歩の項目がずらり。
体脂肪を絞れるだけ絞って、精一杯がんばっている多くの、今どきの企業からみたら、 これくらいのことは、入社する前に、卒業する前に、20回シリーズぐらいで学習してきてくれよ、と言いたくなるほどの内容も多い。
若い人、たまたま就職氷河期に就職時期を迎えた人たちにも、学習して欲しいことがらでもある。
数年間に何度も仕事を、働き場を、会社を変えざるを得ない場合、これらの心得を身に付けるチャンスがないヒトもでてくる。
企業人、社会人としての入門教育・集中学習を若い人たちが、等しく学べる機会を用意することも、「若い世代への社会保障」だと考え、その機会を提供する社会体制の構築が望まれる。