アーカイブ: 2010年10月20日

コウノトリ復活-1-  (COP10 in NAGOYA)  (744)

パーマリンク 2010/10/20 01:13:39 著者: hatake メール
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 名古屋で開かれている「国連生きもの会議 COP10」。
 メデイアの特集で「コウノトリ復活にかける活動」を紹介していた。

 兵庫県豊岡市は、コウノトリの飛来地として、列島最後の生息地。
 近年激減し、絶滅危惧種に指定するも改善、増加してこなかった。


 豊岡市はじめ多くの人が、生息環境の回復・整備に努めている。



 コウノトリのエサは、
 カエル、ドジョウ、メダカなど田んぼの生きもの。

 これらの食べ物は、エビ、いろいろな水中生物。
 そのまたエサとなる食べ物は、水中のプランクトン。

 プランクトンは、年中通して田んぼに水があれば、生き永らえる。

 コウノトリのエサの生き物が、米つくりの農法の変化で、
 コウノトリの飛来時季:冬場に 捕食できなくなった。



 田んぼに貯えられる水を、生活用水・工業用水に回すため、
 圃じょう整備の名のもと、水路のコンクリート化、パイプライン給水。冬場は水を入れない乾田化がすすんだ。
 
 つまり、田んぼは 水が無くなり、”砂漠化”。
 米つくりの農薬(殺虫剤・除草剤)多用と相まって、
 ヒトの生業、暮らし向きの合理化・実利指向で、
 コウノトリの飛来を拒否してしまった。



 コウノトリの飛来、生息には、
 「冬季も 田んぼに湛水:水を張る」
 「殺虫剤・除草剤は 極力控えて、減農薬農法」で、
 田んぼの土に優しい 米作りをすること。

 豊岡市では数年間で143羽までコウノトリが復活してきた、と。




 

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地域HP犬山羽黒「ブログ塾」塾生記。晴耕雨読に暮らす。 野良仕事こそ、cultivate耕やす文化(culture)という。

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