「国連のCOP10で、何を話し合ってるの?」
生物多様性の保全・利用・利益分配のルールづくり、かな。
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北太平洋で回遊マグロ・カツオが減った一因は、ラッコの乱獲。
「温暖化で黒潮の水温上昇じゃないの」「・・・?」
防寒軍服を大量に必要としたあの時代 ラッコが乱獲された。
ラッコの好物は海底のウニ。
天敵が居なくなったウニが繁殖し、海草・藻場が食べ尽くされる。
藻場・海草を産卵場所にする魚が寄り付けなくなる。
稚魚・小魚の居ない海では、カツオ・マグロは生きられない。
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ヒトのエゴ、目先の利益最大化のために、
地球上の生物・生態系を乱し、冨の偏在・格差を拡大している。
「生物多様性条約」”地球生きもの保全会議”の目的は 三つ。
(1)地球上の 「多様な生き物を 保全する」こと。
「その生息環境とともに 保全する」こと。
(2)生物資源を 「持続可能な方法で 利用する」こと。
(3)多様な生物の、遺伝資源から生ずる「利益」を、
採取・産出国と 利用・製品化国とが、
「公正」かつ「衡平に配分する」こと。
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すべては、人口が爆発的に増加するヒトが、
この地球を 物欲的に・人為的に 壊さないために。
私利私欲・カネのため、国が、民族が、ヒトが、
武力戦争・経済戦争をしないため。
地球上の生き物が、共存共栄・生き永らえるために。
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「ふ~ん。 EXPO’2005”愛・地球博”の続編?」
そう、私利私欲・国益を超える「地球生きもの保全会議」。
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