アーカイブ: 2010年7月15日

W杯2010南ア大会 日本審判団決勝戦へ快挙 -2-

パーマリンク 2010/07/15 00:51:01 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 FIFAは「決勝戦審判団」を、イングランドとわが日本の審判団に付託する。

 その前哨として、FIFAは準決勝戦担当を、指名する。

 【5】7月6日 オランダ 3-2 ウルグアイ戦
 主審はイルマトフ主審(ウズベキスタン)で、西村雄一さんが第4審判員、相楽亨さんが控え副審。
 

 そしてついには、決勝戦にもFIFAは、西村、相楽のお二人を審判団に加えて指名するまでに、日本のサッカー水準を評価している。

 【6】7月11日 スペイン 1-0 オランダ戦


 スペインにとっては、西村雄一国際主審は、1次リーグ緒戦の対スイス戦を0-1で落としたあとの、ホンジュラス戦の主審を仕切った審判員。

 オランダにとっては、準々決勝の2-1対ブラジル戦の主審であり、準決勝の3-2対ウルグアイ戦の第4審判であったのが、西村雄一国際主審。

 両チームの選手たちも、西村雄一第4審判に対しても、意見はアピールするが、そのジェスチュアー、アイコンタクトからは、尊厳と強い信頼を寄せていることが、随所に見られて(日本の!)誇りを感じ、うれしい限り。

 決勝戦は0-0で延長戦に。次第にエキサイトプレーが多くなり、ファウルが両チームあわせて47もあり、イエローカードが14枚出された乱戦となる。
 ハワード主審は今大会3試合担当するもレッドカードもPKも出させないほどの名主審である。この決勝戦でもイエローカード2枚で退場者を出したが、最後までラフプレーをさせない進行をすすめた。

 西村第4審判も、ベンチから飛び出そうとする控え選手を抑えたり、熱くなる監督をなだめたり、選手交代をスムーズに促したりと大忙し。
 イアフォーンでのハワード主審とのコミュニケーションをとりながら、「私の目は、ハワード主審のもうひとつの目になる」の覚悟どおり、大役を果たした。

 表彰式で、黄金のカップ授与に先立ち、5人の審判団に記念メダルが授与された。
 W杯優勝国、準優勝国選手団とともに、日本の審判団員が顕彰された快挙!

【写真上】FIFAワールドカップ第19回南ア大会 全64試合成績表
【写真中】7月11日決勝戦。第4審判をつとめる西村雄一審判員
【写真下】7月11日表彰式。記念メダルの授与を受ける西村雄一審判員(右端)

2010年7月
 << < 現在> >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

地域HP犬山羽黒「ブログ塾」塾生記。晴耕雨読に暮らす。 野良仕事こそ、cultivate耕やす文化(culture)という。

最近の記事

検索

XMLフィード

16ブログ     powered by b2evolution