神奈川大学が「内定取り消し者に、授業料の90%減額で、卒業延期・就学延長の救済措置」をとるという。
せっかくA社に「就社」(就職)が決まったのに、内定取り消し、入社時期延期、内定辞退募集を受けたら、「まだ手付かずの新卒者です」という「認識票」の返還期限を延期してあげますよ、ということらしい。
就職活動をし続けたが、内定も受けられないままに、卒業日を迎え「認識票」(卒業予定者=”新卒者”=)を返さざるえなくなる、他の学生にはどうするのだろうか。
10数年前来、就職氷河期と言われる時代、フリーターとかいわれて漂流せざるを得なかった卒業生たちの気持ちは どんなだろうか。
今まさに入学試験受験希望者が、願書提出先大学決定の最終章の時期・・:
私立大学の年間総収入のン%にもなると言われる「受験料、入学金」収入時期が目の前にある。
ひとりでも多くの志願者・受験料納付者を増やすことは、学校法人“業界”でも至上命題にあるが・・。
最高教育機関の大学、「大学よ、おまえもか」・・。
安心、安全。安定、安楽を願う人の心が、はげしく揺さぶられる世情の流れも中、18歳人口の減少・低位推移は構造的につづき、常態化していく。
18歳進学希望者数が 現在の入学定員の何倍もに回復することは、無い。
少なくとも 向こう18年間は無い。