アーカイブ: 2009年1月08日

“車に乗る楽しさ”は永遠に消えない。カルロス・ゴーン語録

パーマリンク 2009/01/08 23:16:17 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 2008年3月の米証券大手(高度な自前の金融工学技術を持っていた)ベアスターンズに続く、9月の米証券大手:リーマン・ブラザーズの経営行き詰まりをキッカケに、
 ニューヨーク発金融危機は、
 リスク再保険の雄:AIG保険への“安楽死”通告的な救済を施しても、それまでの回避努力を上回る信用収縮から、数日間という短期間内に連鎖して、
 世界同時経済危機となった。

 自動車の購買意欲消失により、米・欧・日・亜の自動車メーカー、部品メーカーは直撃を受け、営業利益は吹っ飛び、営業赤字転落への連鎖となった。

 企業存続・再投資のための利益準備金で凌げるところと、
備蓄不足で資金繰りが付かないところで 明暗を分けている。

 株主配当金の無配当、配当減額を懼れた経営責任者は、
役員賞与返還、役員報酬カットの前に、非正規社員、短期雇用従業員に雇用打ち切りを宣言し、実行した。
 “企業は人なり”“人の熟練・技能が、品質と生産性・効率と技能継承の源泉だ”と標榜したにもかかわらず、四半期ごと財務情報開示で株主の顔色伺いをしのぐために(株価維持)執行実績つくりを優先した、との声も聞くが。

 日産自動車の建て直しを進めた、カルロス・ローン氏は、
自動車産業が消えることはない。車は単に早く、運ぶための文明利器だけではない。“車に乗る楽しさ”は永遠に消えない。需要と供給のバランス方程式や係数・変数の組立て直しがあり、それにどのように関わり合うかが問われているのだ、という。

 “車に乗る楽しさ”は消えない。
 車種の選択、乗りつぶしまでの期間は、確かに見直すだろう。
 次に車を求めたくなったとき、どこの車、どの車かは、一層慎重に選ぶだろう。
 車好きの者には、やはり “車に乗る愉しさは永遠に消えない”。

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地域HP犬山羽黒「ブログ塾」塾生記。晴耕雨読に暮らす。 野良仕事こそ、cultivate耕やす文化(culture)という。

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