アーカイブ: 2009年1月21日

荒れる里山(その3)(水源地帯・人工林が黄土高原化する?)

パーマリンク 2009/01/21 00:31:54 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 いま、里山が荒れている。
 ヒノキ、スギを植林した人工林の育林施業放棄地。

 スギ、ヒノキは 枝打ち、間引きもされず、
 50年経っても、密植されたままで、用材になりそうな樹がない。
 陽射しが地面に届かず、土壌・表土は薄い。

 山の斜面の崩落、土砂の流出を抑える根の張りも うわべだけ。
 腐葉土も層を成さず、夏の大雨をたたえるだけの保水力もない。
 毎年ちょっと“集中豪雨”が降ると、中下流では浸水、洪水騒ぎ。

 どうかすると「地球温暖化で集中豪雨、鉄砲水が増えた」という。
 日本中の人工林の谷、沢が崩落し、川を泥流土石流で破壊し、
 濁り水は河口、沿海部の藻類、植物プランクトンを全滅させる。

 せめて、流域、河口部に都市、事業所、人口が多い河川の、
 源流部、上流部の人工林、里山地帯だけでも、
 選択的に(なんとか特区でもいい)カネと、仕事を求めるヒトを、
 集中投入して、流域に自然の営みの力を元に戻して、
 真水とミドリの里山、里地、里海を取り戻してやれないだろうか。


 二兆円も投入すれば、
 人工林、里山、田んぼの「むら」は蘇えるキッカケになるのでは・・。
 水源確保、真水の貯水、みどりときれいな空気のゆりかごが安定する。

2009年1月
 << < 現在> >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

地域HP犬山羽黒「ブログ塾」塾生記。晴耕雨読に暮らす。 野良仕事こそ、cultivate耕やす文化(culture)という。

最近の記事

検索

XMLフィード

16ブログ     CMS software