リヤカー。リアカー。
なんで「リヤカー」って言うのだろう・・。
どうやら和製英語。リヤカー。 Rear-car.
大正時代に 自動二輪車オートバイスクルの横ちょに付いた「サイドカーside-car」が舶来して 幅を利かせていた。
ゴムタイヤの二輪車に、鉄パイプで骨組みし、底板枠板で箱を組む。
引き手の真ん中にベロ状の突起をつけて穴を こさえる。
自転車のサドル下で「後ろから」連結して、人や荷を運ぶ。
これぞ日本人の知恵。モノつくりの真骨頂。
舶来ものがサイドカーなら、和製ものは「リヤカー」!
マツダオート三輪車、ダイハツミゼットが走り回るまで、リヤカーは生活、生業の足だった。
伊勢湾台風、所得倍増計画・高度成長前期ごろ。
やっぱり もう半世紀にもなる。
アジアの国々では、いまでも見かけるそうだ。
国内諸所の”朝市”でも、身の丈に合わせた 大事な運搬具だ。
リヤカー 万歳!
【写真】昭和27年ごろの五条川。堀田橋から尾張富士を見る。リヤカー全盛期。