新浪剛史氏がローソン社長に転進する際、商事で同じプロジェクトメンバーで流通小売畑の河原茂明(かわはら しげあき)氏が、刀の柄として転籍し、執行役員「社長補佐」として活躍されていることを知って、しっかり納得できた。
新浪、河原両氏が、ローソンと関わって9年。
マスメディアに露出することなく、右肩上がりに交響楽団をリードする。
河原氏の存在感と要諦ぶりが、ずしりと重い。
河原氏は言う・・「わたしはトップと現場との“通訳”です。」
トップの思いと決断。その重みと価値観を共有できる“信頼の絆”があってこそ、さらりと言い切れるのだろう。
「トップの“価値観”を、トップがこうなりたいという“思い”・“目標”・“時間軸”を、社内の隅々まで知らせ、“共有する”ことに徹する。」
「社内外・各部署が共鳴し、共振する」まで、とことんやる。
「結果を出すまで、やる気が満たされることに腐心する。」
「わたしは通訳であり、解説者なのです」と言い切る笑顔がすがすがしい。
河原氏はまた、「わかったふりをするな」「わかったふりをして動くな」という。
トップと自分とが、ベクトルが、射程距離が、お客さまの笑顔の評価判断基準が「同じに」なってこそ、信頼の絆のもと、全方面で総力戦が展開できる・・と。
名将には、名参謀あり。 ナンバーツー万歳!!