春・夏の甲子園を連覇した沖縄・興南高校。
17歳の球児のことばが 重い・・。
島袋洋奨ヨウスケ投手。春・夏の連覇を投げ抜いた。
沖縄へ帰っての 優勝報告会で、
「沖縄県民、全員でつかみ取った優勝です。」
「結果だけでなく、いろいろな経験を伝えたい。」
島袋投手は、普天間基地の滑走路南端に接する校区の子。
この国の安全保障が、身体に響き耳に聞こえ、目に見えるまち。
2004年8月米軍ヘリが沖縄国際大学へ墜落炎上した事故。
墜落した米軍ヘリの破片が 自宅の前に飛んできた。
沖国大ヘリ墜落後の市民集会で「安心して暮らせるようになってほしい」と小学生代表挨拶をした。あれから6年。
夏の甲子園の決勝戦で4打数4安打の慶田城(ケダシロ)開中堅手も、島袋投手とは 幼なじみの近所同士。
残り少ない夏休み、できたら ふたりで(おじいちゃんの居る)今帰仁の海でゆっくり泳ぎたい、とも。
【写真上】轟音を上げて米海兵隊普天間飛行場から離陸するFA18戦闘攻撃機。時事通信社サイトより。
【写真下】普天間基地全景。南方から北を見る。滑走路南端(画面下方)の東(右)に接する市街地の大学キャンパスにヘリが墜落した。
滑走路北端脇には宜野湾市役所。宜野湾市広報サイトより。