企業再生中のJAL.
名古屋(小牧)発着の9路線。すべてを路線廃止する、と宣言。
つまり小牧(県営名古屋空港)からは定期旅客便は廃業すると。
名古屋(中部)発着の国内路線9路線のうち5路線も廃止すると。
理由の最大は、稼働率(客席数に対する搭乗人員率)の悪化。
大型バスで、地方都市間のコミュニティバスを運行しているようなもので、50人の搭乗者に170人乗り、200~300人乗りの機体をあてがっていては・・。
減価償却が終わっていないから大型機体を使わざるを得ない、という経営戦略は「JAL社内の論理」。グローバルに考えたら”手入れに行き届いた中古機体”の利用価値、需要はあるはず。
身内の論理で内向きに事業改革・経営改革に明け暮れて、実質経営放棄のザマ。
コミューター航空路線には、見合う機体で、こまめに便利な便数で飛ばしてこそ、利用者のニーズに合う。
便利ならば利用者は増える。リピート利用も増える。
当てにする見込み客も増える。
なにも国際線並みの機内サービスを期待してはいない。
地上人員、空港設備、管制体制は固定費だから、便数の増減に左右されにくい。トータルで利用者が増え、確保し続ける努力こそが、経営パフォーマンスを安定させると思うがなあ。
JAL(J-air)が ”ナゴヤ飛ばし”で自滅する。
ニッポンの航空宇宙産業の集積地で、飛ばなくなる!
外食産業では、居抜きで同業他社や異業種参入で商圏需要を満たすのが通例。ナゴヤ、小牧、中部(空港)を、偉大な過疎地にするほどに、航空需要が冷えているわけではない。
異業種参入、新規起業の出現が 待たれる。