犬山城を背景に 木曽川が滔々と流れ、
岸辺近くにでんと構える岩。
ひとりで「お泊り」に出かけられるようになったころから、
毎年夏休みは 岸辺の親戚で過ごした。
毎日、一日中 川遊び。川の中に突き出た大岩が本拠地。
見知らない子ども同士がいっしょになって。
川での泳ぎは、今様の自由形・平泳ぎとは違う。
蹴り足抜き手で 流れに向かい続けていなかったら、
たちまち 何十メートルも流されていく・・。
年長の子たちが、急流に出ないように、
遠くへ流されないように 気遣ってくれた。
あれから半世紀以上・・。
緑陰のサクラは いま花盛りだ。