ひょんなことから、アッシー君を駆って出た。
行き先は池田町の熊野神社。
揖斐川、淡い色のうす墨桜、徳山ダム・・?
R417は仕事で何度も使ったから、土地勘はあったが、
熊野神社・・?
地図帳にも無い。(カーナビも無かったそうな)
田んぼ道農道に乗り入れたりしてやっと着いた。
立派な熊野神社、鎮守の杜と長~い参道、大鳥居。サクラ並木。
昔は大垣藩の城主が花見にやってくるほどに有名だとか。
熊野神社・春まつりに合わせて、
~池田山麓 ちょっとアートな春の市~
「2010美濃国池田山麓クラフト展」出店出品者148名!!
「鎮守の杜の展覧会」7人のアーティストの野外展示。
(沖縄からの参加者も。エイサーの演舞もあるという)
4月17~18日 2日間の来場者12,000人!!(実績)
揖斐川から池田山麓寄り。振り返れば田んぼ越しに美濃平野・尾張方面を一望。金華山岐阜城も正面に。これを古東海湖とすれば、ちょうど琵琶湖北西・比良の地のよう。
写真家・金森光彦さんの絵(写真紀行)のように、アートな・クラフトな作家さんたちが、こんなに集まってきて、それを愉しむお客さんが12,000人とは!
熊野神社参道サクラ並木沿いの旧家(酒あり食品ありの雑貨やさん)の肝いりで、旧居・門先(草地)の開放でイベント会場に。閉鎖した旧保育園ももてなしの台所。地元高校生グループも自由参加風。小学校も臨時駐車場に開放、スタッフ・運営のほうも手づくりで、温もりいっぱいの実行委員会事務局。
少なくとも役場・警察・JAなど「お上がかった」空気、補助金漬けの匂いがしないのが、すがすがしい。
「手ごろなもの、手ごろなお値段の作品が出そろっていて、安気に見て廻り楽しめるのがいい」と、幾度も聞こえてきた声。
・・・クラフト展はまだ3年目くらいとか。それにしては大規模な・・。
地元篤志家、住民の日ごろの自助・互助と人伝(ひとづて)の良さが無かったら、これほどまでに ほのぼのとした手づくりの良さ、地が浮き上がるような高揚感は出て来ない。
上から目線の「地域の活性化」ブームではないもの、永く続いて深まって行きそうな「元気な地域おこし」を、すなおに勉強したくなった。