竹の和紙。 竹から紙すき(紙漉き)。
「コウゾ・ミツマタから 和紙を漉く」なら、美濃和紙で解かる・。
竹の繊維は 節まで通って とてつもなく長い。
かなり硬く、いわゆる(コウゾの)和紙のやわらかさには及ばない。
若竹を木槌で叩き続けると、ほぐれてきて、「竹筆」が作れる。
書き味は剛毅で、力強い筆感・・。
竹で漉くには、一年がかりで漉き糊を作る。
春 若竹が伸びて竹皮を脱いだころ、伐採して材料を確保する。
節を外して2~30cmに切り落とし、桶樽に水で竹を漬け込む。
まるで大根の漬け込みのごとし。 竹本来のアク(灰汁)が出る。
一年漬け込み寝かせると、竹筒もほぐれてブヨブヨ状態に。
ほぐしてほぐして繊維を取り出し、糊状の漉き液にする。
厚手の和紙に漉いたり、ビーズ、草木を入れて漉く。
漉いた和紙の形は 四角と限らない。 丸良し、三角良し。
小原和紙のように、絵を描く和紙から、タペストリー。
手作りの掛け時計の文字盤。ランチョンマット、・・。
ランプシェード、コースター、絵葉書用紙、・・。
夢がいっぱい。 癒しがいっぱい。
和紙。 和紙に惹かれるのは、この国の恵みの豊かさか・・。
2月21日から4月4日まで、 犬山羽黒・「小弓の庄」で。
羽黒の竹紙教室 作品展示会が 開催中。