アーカイブ: 2010年2月22日

「竹の紙すき」 (羽黒の竹紙教室)

パーマリンク 2010/02/22 23:33:11 著者: モリゾー
カテゴリ: 五条川の四季

 竹の和紙。 竹から紙すき(紙漉き)。
 「コウゾ・ミツマタから 和紙を漉く」なら、美濃和紙で解かる・。

 竹の繊維は 節まで通って とてつもなく長い。
 かなり硬く、いわゆる(コウゾの)和紙のやわらかさには及ばない。

 若竹を木槌で叩き続けると、ほぐれてきて、「竹筆」が作れる。
 書き味は剛毅で、力強い筆感・・。

 竹で漉くには、一年がかりで漉き糊を作る。

 春 若竹が伸びて竹皮を脱いだころ、伐採して材料を確保する。
 節を外して2~30cmに切り落とし、桶樽に水で竹を漬け込む。
 まるで大根の漬け込みのごとし。 竹本来のアク(灰汁)が出る。

 一年漬け込み寝かせると、竹筒もほぐれてブヨブヨ状態に。
 ほぐしてほぐして繊維を取り出し、糊状の漉き液にする。

 厚手の和紙に漉いたり、ビーズ、草木を入れて漉く。
 漉いた和紙の形は 四角と限らない。 丸良し、三角良し。

 小原和紙のように、絵を描く和紙から、タペストリー。
 手作りの掛け時計の文字盤。ランチョンマット、・・。
 ランプシェード、コースター、絵葉書用紙、・・。

 夢がいっぱい。 癒しがいっぱい。 
 和紙。 和紙に惹かれるのは、この国の恵みの豊かさか・・。


 2月21日から4月4日まで、 犬山羽黒・「小弓の庄」で
 羽黒の竹紙教室 作品展示会が 開催中。

2010年2月
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地域HP犬山羽黒「ブログ塾」塾生記。晴耕雨読に暮らす。 野良仕事こそ、cultivate耕やす文化(culture)という。

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