間もなく「09年の日本の広告費」の年次報告を、電通が発表する時期がきた。
TWITTERなどから仄聞すると、媒体別広告費で見ると、新聞広告費は落潮が止まらず、08年度8276億円から09年度6500億円程度らしい。
インターネット広告費(媒体費+広告制作費)は連続伸び率+10%とは行かなかったが、08年度6983億円の水準を維持して09年度7000億円台にある模様。
つまり新聞広告費は激減が続き、インターネット広告費より出稿金額が落ち込んでいる。
日本の新聞は、購読料徴収で毎朝夕家庭の戸口まで宅配するシステムが依然として維持されており、折り込み広告(08年度6156億円)が系列新聞販売店の収益を支える特異性を持つ。(この折込広告の凋落は、輪転機商業印刷業界をも苦境に立たせている)
これにフリーペーパー・フリーマガジン(08年度3545億円)があり、新聞媒体費関連の広告費として三者合計(08年度:6983+6256+3545=)16,784億円が、テレビ媒体広告費(08年度19,082億円)、インターネット広告費(08年度6983億円)とのハザマで揺れる。