『 天寿への道 』 (記録として 書き留める)
還暦 かんれき 60歳
還暦六十まだ若い これからあなたの余生です
古稀 こき 70歳
古稀は七十長寿の初歩よ さても遥かな天寿の小山
喜寿 きじゅ 77歳
喜寿は嬉しい喜び年よ あなたはこれから老楽の道
傘寿 さんじゅ 80歳
傘寿は八十雨露しのぎ 古くなったが骨丈夫
橋寿 はしじゅ 84歳
八十四歳橋寿というが 渡りをつけるよいお年
米寿 べいじゅ 88歳
八十八歳米寿というが 米はお国の宝です
卒寿 そつじゅ 90歳
卒寿といっても終わりじゃないよ あなたは初老を終えただけ
国寿 こくじゅ 92歳
九十二歳を国寿と祝う まだまだ尽くせ国のため
櫛寿 くしじゅ 94歳
九十四歳櫛寿というが 櫛は人髪守るもの
白寿 はくじゅ 99歳
百の関所になんとかついた なぜなら百寿へあと一歩
百寿 ひゃくじゅ100歳
百の関所になんとかついた だがまだ遠い天寿山
茶寿 さじゅ 108歳
八十八からもう二十年 今日もおいしい茶とくらす
王寿 おうじゅ 111歳
百十一を王寿というが まさに長寿の旗がしら
天寿 てんじゅ 120歳
人の命に限りがあるが ここまで来れば長寿王