[ 春 ] 旅立ち
月日は 百代の過客にして
行きかふ年も又 旅人なり
舟の上に 生涯をうかべ
馬の口とらへて 老いを迎ふる者は
日々旅にして 旅を栖とす
--- 奥の細道 元禄2年---
※ 俳聖・松尾芭蕉の『奥の細道』の序文。
江戸・深川から旅立つ場面。
「・・馬の背に揺られて旅立つ芭蕉と、遅れてはならじ と足を速める弟子の姿。」「明日をも知れぬ遠い旅路の踏み出した芭蕉の心が伝わってくる・・。」
【写真】長谷川 俊・画伯 画・作。『旅立ち』から引用。
「松尾芭蕉 奥の細道 」掛け軸四季揃え四幅組より。