アーカイブ: 2009年5月20日

春が無かった。

パーマリンク 2009/05/20 09:37:31 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 「春が無かった」。
 早生種のたまねぎは なんとか収穫を終えた。
 サラダオニオン(赤たまねぎ)が 玉にならない!

 サクラの花冷えがあり、晩霜を くぐる春の年には、
 大きく玉をつくりながら すこし甘いほどに実が入るのに、
 ことしはいきなり種つくりに走っている。

 日本は 春夏秋冬の四季が、規則正しく3ヶ月づつ巡る、
 すばらしい四季の国、と学校では教えられた。

 食材の会社の仕事をしているころ、
 この地方の春、秋は2ヶ月だと教わった。
 3月15日、5月15日、9月15日、11月15日から一週間で、
 一気に四季の舞台が入れ替わる、と。
 この一週間の間に、五日足平均気温が5度近く動くから。

 サクラ、桃、椿、みかん。大根、菜の花・・、
 いずれも花咲き時を定めかねていた。
 ちょうちょも みつばちも、ほとんど姿を見せなかった。
 足なが蜂さえも、巣作りの時を 計りかねている。

 春を春らしく感ずる時季もなく 夏日が盛んに現れる。
 ケヤキは「短い新緑」で濃緑に変わり、いきなり家蚊が出てくる。
 夏野菜の育ちも迷子のように、立ち往生。
 やっぱり ことしは「春が無かった」。

2009年5月
 << < 現在> >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

地域HP犬山羽黒「ブログ塾」塾生記。晴耕雨読に暮らす。 野良仕事こそ、cultivate耕やす文化(culture)という。

最近の記事

検索

XMLフィード

16ブログ     powered by b2evolution