五条川の上流、池野地区に「ひとつばたご」の自生地がある。
今は入鹿池の堰堤ができ、流路が変わったが、
かっては(1633年までは)五条川のほとり。
1923年(大正12年)に 国の天然記念物に指定されて大事にされてきた。
長崎県対馬のほか、木曾川中流域にしか自生していない稀少樹種。
隣りの田んぼの人の話では、
水が冷たいので早目に苗を植えつけたいが、
「なんじゃもんじゃ」(ひとつばたごの別名)を見に来る人が多く、しかも履物がまちのひとのものだもんで、花が終わるまではしようがないわなあ・・。
苗を育ててもいる。
2、30年前くらいから、庭木や街路樹にも耐えられるくらい元気な苗木、植木に育ってきた。
いまでは 地元の犬山市の街路樹や公園樹にも使ってもらっている。
一般家庭の庭木用にも頒けているけれど、
なかなかうまく育ててもらえない・・。
こつは、肥料をあまりやらないこと。 充分高木になるまで剪定しないこと。 乾燥させないこと、といって水をやりすぎると育ちが悪くなる・・。
田んぼをつぶして育苗している脇で、ことしも苗木販売を元気にやっておられた。
五条川流域ののシンボルの木! なんじゃもんじゃ がんばれ!!