アーカイブ: 2009年5月19日

日本発の食文化:「カップラーメン」

パーマリンク 2009/05/19 09:52:00 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 インスタント「カップラーメン」の出現は、人類に対する、
 「日本の新しい文化の創造」となった。
 このことばが、頭から離れない。

 「浮世絵」「仏像彫刻」「漆塗りjapan」「からくり」・・・
 いずれも、日本の巧みさ、その中に取り込まれた匠の技。

 「カップラーメン」は保存食であるばかりか、
 輸送受け渡しの「容器」要らず、「食器」要らず、
 食後の「食器洗い」要らずを実現した先駆者である。

 光も影もある。
 食器は食後洗って使いまわす食器の文化を、捨てない文化を育んできた。
 カップラーメンの容器は「使い捨てる文化」の先駆者にもなった。
 食器は割れるもの、割らないように使いまわす文化を育み、
 カップラーメンの食器は「割れない文化」で、作り手と使い手の気遣う文化を薄めた。
 
 カップラーメンは、麺をフォークで食べる文化、1回限りの「割り箸文化」をも助長した。
 立ち食い、歩き食いの生活スタイルを促し、食育から是非も論ぜられるが、一方では極寒地向き、アウトドアレジャー、夜食など、利便さも重宝される。

 「日本の食」:「カップラーメン」は いまや世界のすみずみまで行きわたり、「コーク飲料」に並んで「世界の食」になっている。

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地域HP犬山羽黒「ブログ塾」塾生記。晴耕雨読に暮らす。 野良仕事こそ、cultivate耕やす文化(culture)という。

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