朝の散歩。
きょうは こっちの路を・・・・。
田んぼのの端に梅畑。
樹齢50年ものの、小梅に花が。
小梅が咲くと、青梅(いわゆる梅干しの梅)が。
そして八重に咲く梅(花梅の類い)がつづく。
このごろ「梅の開花前線」北上・・とは、話題にならないなあ。
なんで、さくら花(ソメイヨシノ)ばかりが、もてはやされるのだろうか。オオシマサクラとエドヒガンの一代交配種のソメイヨシノ。
ソメイヨシノは 花が咲き、実もそれなりに付くが、実を結ぶことはない。花を付け、実を結んで次の世代に発芽することができないソメイヨシノ。
枝の挿し木でしか命をつなげないソメイヨシノ。人の手を借りなければ一代限りで絶滅する花の木が、いままた人を惹きつける。
士農工商の身分制度を下敷きにして、征夷大将軍・幕府統治体制の幕引き近くの江戸時代後期に庭師の手で作り出された「ソメイヨシノ」。挿し木で命をつなぐクローン種。植樹された環境が同じなら、同じ日に開花する園芸種。
河川改修、海岸埋め立ての堤防の踏み固めに、花見の人出の脚数に託す、日本固有の護岸土木工事の智慧の華:ソメイヨシノ。
親政議院内閣制への明治維新への隠し味となり、大東亜共栄圏つくりの、討ちてし已まん・七つボタンはサクラと錨の象徴となったソメイヨシノ。
第三の”開国”の象徴は、花も実もあるウメの花であって欲しい。
ウメの開花前線、ただいま北上中・・・。
花の開花前線 北上!とは、梅の開花前線だったのになあ・・。