アーカイブ: 2009年7月08日

この国は なにかが おかしい(水と緑の国は月の砂漠か)

パーマリンク 2009/07/08 11:12:27 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー


 文部省唱歌「ふるさと」・・
 「 うさぎ追いし かの山  こぶな釣りし かの川 」

 「うさぎ追いし かの山」は 荒れ放題。

 「粗大ゴミの不法投棄は 罰せられます。営林署」。
 赤錆が浮く 看板。

 「下草刈り、間伐育林施業の見返りに、地域住民に山菜採り、落ち葉有機肥料の採取を勧め、山の幸・山の恵みを分け合う循環。人の暮らしが環境と共存・共生する循環」。

 この好循環を遮断した「農政・林政の悪循環」。
 
 荒れ放題の里山は、環境修復に50年、100年を要しよう。
 次の世代に負担を先送りした為政者は、ナンとか補助金を支給するから「票を呉れ」かよ!
 国民病:スギ・ヒノキ花粉症で、
 医療機関・製薬会社・衛生材料会社が100年間は儲かる保証書をもらった。


 「こぶな釣りし かの川」の「田んぼ」は 土色に砂漠化。

 菜の花畑、れんげ畑は 観光バスで探しに行かなければ 見られない。

 冬には農業用水路・河川は 生活汚水のどぶ川。
 「よいこは ここで遊ばない。建設省」。

 経済コスト優先の工法は、子どもの遊び場・情操教育の原点を奪い、
 近隣住民の自主的補修・維持管理意欲を阻んでいる。


 土ほこりの冬の田んぼは、えさもなければ、渡り鳥も降りてこない。
 緑の国が、砂漠の色。
 道祖神に代わった「整地碑」に、木枯らしが砂塵を舞い上げる。
 ふるさとの特産品「どじょう」は、浜辺の特産品「いわし」と並んで、「高級魚」。

 文部省唱歌「ふるさと」を、為政者は、
 ・・文部省唱歌「月の砂漠」に替え歌つくりした。

 この国は なにかがおかしい。
 この国の人たちは 50年先すらも 見ていない、のか・・・??

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地域HP犬山羽黒「ブログ塾」塾生記。晴耕雨読に暮らす。 野良仕事こそ、cultivate耕やす文化(culture)という。

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