東海環状自動車道・豊田藤岡ICから、足助の町へ。
香嵐渓・三州足助屋敷、手仕事の里で考えた。
「したたかな山の暮らし」をそのまま再現し、子や孫に伝えたい、
「自分に必要なものは自分でつくる」生活を 伝えたい。
その願いは いつもながら熱い。
この事業が、ビジネスとしても成り立つポイントは何だろう:
(1)日帰り遠足圏内いっぱい県内県外の、
全教育委員会へ働きかけて、
とくに小学3年生の校外学習メニューに入れてもらっている。
さすが開館以来 30年間の経営・営業努力の集積は強い!
子たちが、後日再入場する(家族連れなどで)率も高い。
(2)リピーターも多い、元気な中高年層に、高齢者割引はしない。
高齢者に媚びない。だがゆっくり愉しんでもらう配慮は随所に。
入場者収入や頒布品売り上げの 高い比率を占めるそうだ。
子たちには負担を少なく、ゆっくり体験・体感を!はうれしい。
歴史に学ぶ、精神を知る、技術の伝承を体験するなど、
ポリシーと目標が 明確でぶれていない。
(全国統一学力テスト・ランキング競争原理とは、次元がちがう)
片や(ここで気付かされた)世にも”不可解な集客手法”のなぞ。
多くの博物館や公開施設が行なう「高齢者割引の意図」は何か。
・・・ 帰途についても やっぱり このなぞは解けなかった。