小枝の元までつよく剪定伐りをしても、
春にはググッと新芽を押し出してくる「野村もみじ」。
2月の終わりごろから すでに樹液の活動を始めている。
新芽が一気の30センチにも延ばして、
びっしりと葉を繁らせてくる。
春の新芽は深紫色に、抑え目にいつの間にか枝を混み合わせてくる。
春の紫外線をぐんぐんと吸収して、深緑色に変身し、
これぞ日本のミドリ色となる。
やがてあざやかな紅色のモミジの葉色で、真夏の陽射しを受け止める。
野村つつじ。 目立たず、気の置けない存在感の庭木。
庭木の女王といった人もいるほど、やさしく 強い。