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3月7日 伊勢神宮

3月7日 伊勢神宮

パーマリンク 2013/03/11 10:34:20 著者: y-ishida2 メール

私は現在中部大学の中部高等学術研究所に籍を置いているが、それはこの研究所のテーマである「持続可能な発展への教育」を研究するためである。
その一つに伊勢神宮の式年遷宮があると思ったので、伊勢神宮にある「せんぐう館」館長の小堀邦夫さんを訪ねた。伊勢神宮は今更言うまでもないが、天照大神を祭り、「古事記」・「日本書紀」に書かれているように、わが国の神話世界から、今の平成天皇に至る日本史が一本の線になって通った世界史上例を見ない四次元空間である。
私は、犬山市長に立候補するとき、ある人から、市内の神社を全部回ってみなさいというアドバイスを受けた。75000人口の犬山市に65ほどの神社があり、どの神社もまことにきれいに清掃され美しく祀られていた。私はその時、日本人というものの一端を掴んだ。ふるさとの神社はわれわれの氏神様、産土神様が眠る場所なのだ。鎮守の森なのだ。    日本中の神社は20年に一度立て替えていたらしいが、現在それができるのは、伊勢神宮だけになってしまった。と、小堀さんは言った。20年に一度立て替えるためのすべての素材を自力で調達できるのは伊勢神宮だけになってしまったということらしい。代表は米だ。税も米で納めたものだし、今でもお供えはすべて「初穂料」と呼ぶ。
小堀さんは「神道とエコロジー」について、ハーバード大学で講演をし、その時のタイトルが、「弥生アプリケーター」という。弥生の稲作文化の再生こそが、エコロジーであるという意味か。西欧文明と比較し、どうこうという議論ではなく、「日本はこうだ!」という明快で、健全なナショナリズムと小堀さんの話を理解した。闇を割く日本刀の一閃を見たような印象を抱き帰途に就いた。
頂いた「魂の源郷」という詩集を読むのが楽しみだ。

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