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オリンピックの開催を決めるIOC視察団が東京に来ている。オリンピックなどやる前にもっとやるべきことがあるだろうという気もないではなかったが、最近考えが変わって、オリンピックを東京でやるのも悪くないと思うようになってきた。
まず、東京でやる発想に抵抗を感じていた。が、東京という大都会は、なんだかんだ言っても、日本民族の今の自画像だ。「都会は人間が作り、田舎は神が作った」というが、東京は、世界に見せるメイド・イン・ジャパンの総合力。それが、私の考える東京でオリンピックを開催するモチベーション。
次に、スポーツという文化について考えたい。私は、昨夜もWBCの野球観戦でテレビに齧りついたし、一昨日は、琵琶湖マラソンに我を忘れた。スポーツは最高のドラマだ。マラソンを見ていたら、「最後までねばる」という言葉を何度も使っていた。どんな状況になっても投げ出さないという忍耐力のことだ。野球もチャンスとピンチは表裏一体、紙一重。私は、相撲も好きだ。相撲の醍醐味は、一瞬にして少が大を食う所にある。すべてのスポーツは、人生のメタファーだ。我々はスポーツを見ながら自分自身の人生の浮沈を重ねる。あるいは、希望をつなぐ。だからハイレベルの勝負に一喜一憂することは、上質な人生そのものだ。
そう考えたら、東京オリンピックの実現を願うようになった。支持率は70%に達し、決定は秋という。