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昨日は林野労組、今日は運輸労組に呼ばれてそれぞれの研修会の講師を務める。
若い組合員が、政治に関心を持つような話をしてくれという要望だったが、私は何故政治家という職業を選択したのか、そしてどういう気持ちで政治という仕事をしてきたのか、自分自身の生き様を率直に話すことが分かりやすいのではないかと考えた。
私の政治家人生は、田中角栄の盟友江崎真澄代議士の秘書になることからスタートした。若い頃、例えば名古屋城は加藤清正が作ったと思っていた。が、だんだん人生経験を重ねるうちに、いや名古屋城は、実際は名もなき職人達が作ったのだと思うようになった。だから私は、自民党から民主党に政治のスタンスを移動し、その最も解りやすい人々の立場が労働組合の皆さんだ、という話をした。
地方自治に人生をかけたのも、「現場に解あり!」と思ったからだった。
選挙というものの説明にも時間を割いた。選挙ほど何人にも与えられた平等な権利はないから、自分の判断力を重んずべきだ。たとえ組織の命令でも、自分自身の節を曲げることは民主主義の精神に反すると語った。
両会とも研修会後の懇親会に付き合う。
若者と酒酌み交わし、耳傾けるべきところがあった。若者達もいろいろ悩み、考え、そして頑張っている。