« 1月19日 女性首長を実現する会1月13日  新しい火の創造 »

1月16日 食文化を楽しむ

1月16日 食文化を楽しむ

パーマリンク 2013/01/18 09:42:40 著者: y-ishida2 メール

昨年の暮れのことだった。下呂で親しい人たちの食事会に誘われた。場所は山中の民家の離れで、中央に囲炉裏が切ってあり、赤々と炭火が焚かれていた。酒はそこに流れる音が届く飛騨川で取れたアマゴをたっぷり使った骨酒、肉は飛騨牛の生産者からの持ち込み、味噌も醤油も漬物も全部集まってきた人の自家製、米は下呂産「龍の瞳」。のどが乾いたら、一歩外に出れば谷水がうるおしてくれる。ついでに空を仰げば、満天の星座が降るようだった。食事とは、食欲を満たすだけの行為にあらず。それは、われわれに与えられた、総合的な文化活動である。時間を忘れ、食事しながら歓談する醍醐味を味わった。
今日、名古屋で年来の友人金井さんに誘われてテレビ塔近所の「ラ・フェンテ」というスペイン料理のレストランで食事会。金井さんは、その世界ではカリスマ的なワインの輸入コンサルタント。メンバーはスペインのワインメーカーやら、料理研究家やら、大学教授やらワインマニアの面々。話題は、ワインについての薀蓄に始まり、海外のワイン事情、また、西洋史の中でのワインの歴史などなど。           私は、今日の会に昨年一緒だった下呂の牛屋さんを誘った。ワインの話の中に和牛の話題が受けた。スペインのロゼワインを飲み、飛騨牛を食べながらの懇談なので、当然その両者の感想を言い合う。結論は、ワインには牛肉が会うということだった。今日出席の牛屋さんは、ワインとセットで販売してみようかということを着想したかもしれない。
昨年の下呂の懇談会も食事のメインディッシュは飛騨牛であり、今日も同じ飛騨牛だったが、その食事の形と、集まった人種はまるで異質で共通点はなかった。食事しながら歓談する楽しさはいずれ甲乙つけがたしだが、話題の違いを比較しながら、何とも言えぬ一種おかしさを抱いたのは、私一人だった。

フィードバックはまだありません...

コメントを残す


頂いたメールアドレスはこのサイト上には表示されません

頂いたURLは表示されます。
(改行が自動で <br /> になります)
(Name, email & website)
(ユーザに、メッセージ・フォームを通じた連絡を許可します (あなたのメール・アドレスは表示されません))
2023年7月
 << <   > >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

XMLフィード

16ブログ     multiblog