アーカイブ: 2012年12月13日

12月11日 選挙雑感

パーマリンク 2012/12/13 11:10:30 著者: y-ishida2 メール

衆議院選挙の最中でもあるので選挙について述べる。ただし、私の論点は自分の経験談。            
1 マスコミが予想報道をする。どこの党が何人当選だとか、どの候補者が当選、落選というシュミレーションをなんの根拠もないのに、かなり克明に公表する。あれは一体何の意味があるのか。あれは、人間が本能として持つ勝負への関心以外の何物でもない。勝負の勝ち負けを予想することは面白い。世間の噂話としては誠に興味を引く話題ではある。その程度の次元である。ただしその予想を知って、各陣営に拍車がかかり闘争心が掻き立てられるという効果はあるが、政治の本質や政策には何ら関係ないと私には思われる。それより、予想によって不利とされた候補者は精心的に大きな打撃を食らう。マスコミという権力によるいじめといってもいい。  2 12月は全国の地方議会が開催される。報道によると、選挙運動のため議会の日程を選挙に合わせて変更する地方議会があるやに聞く。まったくなってない。地方分権だとか地域主権だとか言っているが、地方の自立を阻んでいるのは、国会議員の下請けになっている地方議員がいるからである。衆議院選挙のために地方議会があるのでは決してない。12月議会は、正常に実施すべきである。
3 世の中の学者、ジャーナリスト、コメンテーターたちの意見を聞いていると、時として政治家は無能力者の人種のような錯覚に襲われる。たしかに世間には正直優秀な人材が大勢いるし、この人物に政治をやってほしいと思うこともしばしばある。が、現実問題として、政治世界に志を立て、選挙に打って出ようとしたら、今の職業は断念しなければならない。ここが難問なのだ。自分の人生の可能性を一本に絞って、多くの犠牲と選挙のリスクを背負う覚悟はハードルが高く、難しくとても勇気がいることだ。その決断を買うという価値観が主権者になければ、政治家など職業として尊敬されるものではない。

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