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衆議院の選挙が迫ってきたので選挙を考えてみる。
候補者が挨拶に来る。私の経験から、挨拶を受ける側の心構えみたいなものを述べてみたい。今回の選挙は、いまだかってなかったほど、どの候補者も不安を抱えている。民主党、自民党から離党し他党から立候補する人、空席ができ突如立候補する無名の新人。「ちょっと無理じゃないの」と思っても挨拶に来たらそう言わないほうがいい。
心が決めかねている時には人間というのは不安一杯で、人の意見にそれなりにぐらつくものだが、いったん決心したら、覚悟を決めたのだから、本人なりの確証を持ったに違いない。 それは当人の主観であり、アイデンティティーそのものである。いかに客観的には無理だと予想されても、本人にしてみれば何かの確証を心に掴んだ時、人間は決断する。挨拶を受けたら「頑張ってください」といえばいい。そして自分の考えと共鳴できる範囲内で応援してやればいいと私は思う。
「客観的な事実なんてない。あるのは一人一人の解釈だけ。」と、ニーチェは言っている。