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ソーシャルネットワークサービスをビジネスとする一六社でネットの動画対談をやっている(「地域主権」で検索してください)。「ローカリズム」というテーマを掲げているので、地域で活躍をしている人との対談だ。
今日は「日本桃太郎の会」事務局長の伊藤裕皖さんと対談した。桃太郎の物語には仏教の教えが比喩として語られているという。イヌは飼い主の恩を忘れない。サルは知恵を働かせる意味。キジは一直線の決断と勇気。桃太郎が3匹の家来に黍団子を与えるが、それはまず先に与えた事に意味があるのであって成果主義ではない。鬼を成敗し改心させ、許した。この許すという発想も日本人的である等々。
「桃太郎」は、世界のおとぎ話の中でグランプリをとったそうだ。今日、伊藤さんと桃太郎の話をしているうちに改めて、この昔話の意味を考えた。時代を超えて持続するものはその中に普遍的な価値観とか倫理観とか禁忌みたいな教訓が含まれているからなのだろう。話ばかりではないどの分野にも通ずる事である。