« 11月15日 サスティナブル研究会 | 11月4日 歌舞伎について » |
30年来の友人に金井実さんという人物がいる。彼は主にワインとオリーブの輸入業をしている。彼の話を聞くのは楽しい。ワインとオリーブと言う食品がいかにヨーロッパの歴史に特異な関わり合いを持っているかが理解でき、またある面では人間と食い物という文化の深さも考えさせられる。
一方、下呂での若い友人伊藤慎吾さんは、飛騨牛の生産者。子牛の生産・飼育から販売までを一貫して経営している。
この2人を結びつけたいと思った。金井さんが、スペインの田舎町にあるワインメーカーを今日下呂に連れてきてくれた。伊藤さん経営の牛舎を見、飛騨牛とスペインワインで食事した。遠来のスペイン人はその飛騨牛のうまさに舌を巻いた様子だった。実はヨーロッパではかねてから和牛のうまさは知れ渡っているが、我が国からは直接輸出できず、オーストラリアなどを経由した和牛が出回っているそうだ。生産者同士による飛騨牛とスペインワインとの組み合わせ。新しいビジネスモデルにならないだろうか。