五条川堤防路。
彼岸花の季節 到来。
あ~かい 花なら 曼珠~沙華・・
赤い花が天から降ってくる、から 天上の華、とも。
田んぼや畑(陸稲)の畦道に ぐるりと彼岸花に囲まれていた。
とくに、草むらや雑木林の際の田んぼは、その堺に草むらを造って、曼珠沙華の球根を一列に植えつけた。
球根や茎のちょっと強い香りが、野ねずみの嫌う香りかな。
稲が出穂するころ、畦道の草刈りをする。
残暑が地肌を照り付けて、地温が上がる。
曼珠沙華の球根が目覚める。
やがて2~3週間後に 花芽がすくすくと伸びてくる。
あのあ~かい花が咲く。
花が終わると 細長い葉っぱが出てきて、栄養を貯える。
独特の香りを含んだ、曼珠沙華の葉っぱの行列。
田んぼの稲がたわわに実り、収穫のころ。
野ネズミが食べに来ないように、香りの球根が機能する。
「彼岸花は、大事なお米(稲穂)の守護神の花」と子どものころに聞かされた・・。
旧暦・お彼岸の頃は、まさに稲刈り・収穫の真っ盛りの頃。
いまでは、台風シーズン(二百十日)前に出穂して授粉するような品種の稲作りが一般的となった。
曼珠沙華の開花期が、お彼岸の頃ゆえにこそ「彼岸花」。